第9話
俺は、倉庫の天井を見ていた。負けた。トーナメントの勝敗には関係ないとはいえ、辛いものがある
「なんやあいつまだああしてんのかいな」
ゴルスラとミスカは、扉の前でこっそり見ていた。バレバレだったが
「エキシビションとはいえ、負けたのが相当ショックだったんでしょうね」
倉庫のドアが、いきなり開いた、そこには
「鋼だよな?」
俺を負かした。メギがいた。
「なんだよ俺を笑いに来たのか?」
笑いたきゃ笑えばいい、
「魔王思想って、知ってるか?」
魔王思想…オゾウクの国を奪おうとして、その後その総統が、死んで壊滅した。今更なにを
「お前たちが、壊滅させた…は語弊があるが、その残党が、近くの火山を、噴火させようとしているんだ」
「で?あんた。なんでそんな事知ってる?」
流石に気になる。魔王思想、確かに有名な組織だが、計画を知っているのは違和感がある
「俺は、軍の人間だ。元だがな」
「元軍人ねぇ」
軍この世界にも、存在してたのか
「昔、魔王と戦おう、いうてホンマ平和だった。こん国は、軍を作った。その少ない生き残りや、ワイも含めて」
ゴルスラが、軍の人間?
「そんで、どうする魔王思想を、壊滅しそこねた。お前にも、非はあるんだ」
メギに、言われた。これは、断れる雰囲気じゃないな
「わかったいきゃいいんだろ!」
4時間後
「ほんとにこんなところにいるのかよ」
二人は活火山に来ていた
「まあ、あの人の言葉が正しければな」
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眠り姫の城
「ここに、魔王思想の残党がいる」
ギアルから、残党の目撃情報を、渡されそのまま扉へと、向かった。
「この借りは、必ず返してよメギ」
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「たしかにその話を、鵜呑みにするならここにいそうだな、ってかあの姫さんと知り合いなのかあんた」
「まあ腐れ縁みたいなもんだ。それでどっから探す」
看板に活火山に、注意とかかれた看板がおいてあった。
「検討ついてないのかよ」
「なんせ、最後の記録が6時間前だ。」
言い合いをしている間に、二人の頭から汗が吹き出していた。
「よくもまあそんなので、探そうと思ったな」
「それに、AO使ってる、かもわかりゃしないしな」
冗談交じりで、語るメギに俺は
「シャレになってねぇよ」
地響きが辺りに、なり始めた。
「なんだ?」
「上だ!」
メギが上を指さす数秒後火山が噴火した。、
「行きなりだな」
「とりあえずそこの洞窟に逃げるぞ」
メギの言葉を信じ、その洞窟に向かって走った。
「さすがに活火山だからって、何をすれば、こんな噴火…なんだ光が見える」
二人が突撃した洞窟の奥が光輝いていた
「誰かいるのか?」
俺は、呼ばれている気がして、その光の出処へと向かった。
「汝、何者だ?」
洞窟の最奥に、炎で出来た、鳥がいすわっていた
「俺は、抗哲鋼だ」
さっきは気づかなかったが、火の鳥は、俺の頭に語ってきた。
「ほう、奴らの味方ではないか」
奴らは、魔王思想のことだろう
「俺は、あんたに危害を加えるつもりはない」
俺は言葉を返す、真意だ。今やらなきゃいけないのは魔王思想だ
「どうしてだ?」
鳥は不思議そうだった。優しくされたことがないのか?
「外見れば、わかるだろう?」
俺は、溶岩に指を指した。暑い
「なるほど、奴らを倒してくれると?」
倒せるか?そんな事知ったことではないが、メギの言った通り、俺にも多少なりとも責任はある。
「ああ、自身の尻は自分でふく」
「もういいのか」
メギとともに、噴火の少し止んだ。外に出ると、そとから声が聞こえる。
「ひゃっはーー火山でしょうどくだぁぁぁぁ)
やたらと世紀末な連中が、火山に何かを投げていた。
「そうかやはり、さっきの噴火は、魔王思想か!)
そういうとメギは、噴火口に走っていった。
「もういったのはや)
俺が、メギを追いかけようとしたその時だった
「待つのだ」
火の鳥が、背後から接近していた。
「なに」
「汝にはこの火山は、関係ない、なぜ、逃げない」
心配した顔で火の鳥がしゃべった。根は優しいとかそんなのだろうか?
「確かに、まあ俺には正直関係ないけど、溶岩で、あんたが死んだら後味が悪い」
俺が、誰かの心配か、ふふっ悪くない
「ひゃっはーー」
「自然をなんだと思ってんだキック!)
俺がたどり着いた頃には、メギによって、モヒカンはほぼ壊滅いていた
「俺の出番は?」
「子分に何しやがった」
俺の後ろから、かなりの爆音がなった。魔王思想のモヒカンが、AOに乗っているようだ。
「ふふふそうこなくっちゃな」
メギは、楽しそうに笑っている。怖い
「お前がリーダーか」
すぐさま笛でブライを、よんだ乗り込んですぐ、メギからの通信が入った。
「シャインの力をこぶしに、集中させろ」
太陽光は拳に集まる、これではただのシャイニングナックルだ。
「それを、打て!」
メギからの、打て、だが言われても………ロケットパンチか?
「シャインロケットパンチ!!!」
太陽光でできた。もうひとつの拳は、飛んでいきモヒカンをぶっ飛ばした、
「また来週、ヒャッハー」
「もう来んなボケ!」
その後、噴火が完全に収まり、活火山の、力が弱まった
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「そう、鋼くんにね、メギあなたが、人に頼るなんて」
俺はギアルに、礼をしに来たはずだっだが
「何だ?文句があるのか?」
ギアルは、何かの板を触って、映像を映し出した。
「ないけど、これわかる?」
魔王思想の残党が、投げていた。石?
「いや知らん」
「そう、なら調べないと」
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「とは言え、金もらいたかったなーなんて」
椅子に寝転びながらそんなとこを言っていると、ドアが叩かれた。
「また面倒ごとか?」
ドアを開けると、いつもろくな、目に合わない
「あの鋼さんの家はここですか?」
ドアの前に立っていたのは、面識のない、少女だった。
「まあそうだけど、」
少女は、何かを考えこう話した
「私はええとと冬子です」
この時の俺はまだ気づいていなかったこの出会いがまさか…
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