第2話 獅子晴人について

 俺は獅子晴人16歳。今は医者になるために医学のことを学べる専門学校に通いながら幼馴染の神巫まなかのお見舞いによく行っている。

 まなかは昔から体が弱く幼稚園でもよく早退したりしていた。その後よくお見舞いに行ったりしていた。俺はまなかが前から好きだった。


 14歳の時まなかの体調が優れず入院生活をすることを耳にした。俺はまなかが好きだが、その思いはまだまなかに伝えれずにいた。今は病気を治すのに集中して欲しいと思ってたからだった。その時の俺はまだまなかがいつか元気になって退院できることを信じていた、、、。


 「まなか、今日は体大丈夫か?」

 「うん、今日はどこも痛くないから大丈夫だよ!」

 「今日な学校で競技大会があったんだよ!それでね、俺らのクラスが1位だったんだ!」

 「へー!すごいじゃん!よかったね!」

 「でも他のクラスの人もすごい楽しそうだったよ!」

 「俺はサッカーに出たんだけど他の人たちみんな強くて何もできなかったわ。クラスの人が全部カバーしてくれてなんとか勝てた」

 「でもその中でもちゃんとサッカーできる晴人もすごいよ!」


 こんな他愛無い会話をしながら毎日を過ごしていた。そしてそんな毎日を過ごすたびに俺はまなかを好きになっていった。

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