異能廻剣の使い

皆さんこんにちはテルです!

第1話 始まりの旅

俺はある夢を見た

「それは、なんとも不思議な夢である、

周りは空虚で一人の男性が赤ん坊を抱いて

赤ん坊に言っていた」 


必ず貴方様を導くものが現れます、

ですのでどうかそれまでは…

「そう言って夢が覚めた」 


俺の名前は悠騒蒼空

年齢は15歳親は居なく親戚など他の人からの援助で生活してきた。

俺は親の顔は見たことはなくそれどころか

昔の思い出がない、というか記憶がない。

記憶がないと気づいたのは今から8年前のことだが、これだけは覚えている。

俺が路地裏で倒れていたところを誰かが病院まで運んで助けたと看護師さんが言っていた

一言お礼が言いたかったのだが看護師さんいわく運んだあと帰ってしまったらしい。

両親はその後来ず親戚が引き取ってくれ、

今は親戚が海外に行っているため一人暮らし中の状態であった。

それ以降の記憶はなく


「は、は、は、」

額から冷や汗を

多少手が痙攣している、

「今の夢は一体…」

そう考えしていたが時間が経つにつれて治まっていった。俺はその後顔を洗い身支度を整えてオーブンで食パンを焼きジャムを塗ってその後テレビをつけてニュースを見ながら食べていた

「ん?」

(次のニュースです!)

(昨夜村雨道路付近の路地裏で○○高校生の男性天草青磁さんが

心臓を抉られた状態で発見されその後病院で死亡が確認されました。その後捜査を行っていますが犯人は見つかっておらず引き続き捜査を行っています)

「物騒な事件だなぁーしかもその道路家のまぁまぁ近いところだし早く捕まってほしいな。」

そうして朝食を食べ終わり学校に登校して行った。

いつも俺は学校に電車で通学しておりその後は歩きで学校に向かっていた。親はいなく1人で生活しており今は親戚が家を貸してくれている。

だから車での送迎などはなくいつも電車での学校生活なのだ。

俺は電車を降りるといつも通り友達が待っていた。

(よぉ〜蒼空ー!なんか顔色悪いけど何かあったか?)

こいつの名前は五十嵐総司!

中学生の時の一番最初の友達で今も朝登校するくらいに仲が良いやつだ

「別になにもないよ少し変な夢を見てな、

そのせいなのかもしれないな」

(お前の夢だ!どうせ色々な妄想してたんだろ)

「はいはいそうですねぇ〜」

(え?まじなの?)

「いやちげぇーよそこは信じろよ」

軽いジョークをしながらいつも通り学校に通っていった


クラスに着くと皆んな軽くおはようーと声をかけて来る。俺も返事を返すが特にいつも元気で明るい子がいたそれは、

【おはようー!あっくんー!昨日はちゃんと寝れたの?顔色悪そうだけど】

そうこの子は密林奏恵

この子も中学一年からの友達だ

だいたい俺 総司 奏恵といつも一緒に話している。

「そうか?総司にも同じこと言われたけど

そんな悪いか?」

(悪いね) 【悪いね】

二人とも息ぴったりだな

(早退した方が良いんじゃないか?)

「大丈夫だって!全然元気だから問題ない」

「それに卒業式が近いのに休んだら皆んなと会える時間が少なくなるだろ?」

【それはそうだけど、やばかったら言ってね】

「分かった」



そうして六時間目終了のチャイムがなり

生徒が一斉に下校し始めた

俺と誠そして奏恵は同じく帰り初め

(この後遊びにいかない?)

【おぉ〜!いいね!行こ行こ

誠も行くでしょ?】

「久しぶりだしな!遊びに行きますか!」

【どこ行く?ボーリングとかいいんじゃないかな?】

(賛成賛成!蒼空は?)

「いいね!ストライク決めますか」

「負けたヤツは二人にジュース奢りな?」

(オッケー!)【私の余裕勝ちだね】


そうしてボーリング場に行き勝負が始まった

(奏恵強すぎだろ、連続ストライクとか)

【へっへーんだ!二人とも弱すぎ

と く にーまっこちゃんー】

「うっ、無念、まさかの二ゲームで

密林が二百点

総司が百六十五点

俺が九十八…

点とは、」

(これは蒼空の奢りで決まりだね)

【おぉー!早く買いに行こう!】

こうして俺は二人に奢るはめになった



その後駅前について

【奢りありがとうねぇー!やっぱり奢られるものはおいしいね!】

(ありがとうな蒼空!!)

「はぁ〜なんでこういう時に負けんだろうか、ツキがない、」

(まぁまぁそう落ち込まずにまた次があるって!)

「そうだよな、そうだよ!次は負けないからな?」

【はいはぁい〜頑張ってね?】

(やれやれ相変わらず仲がいいな)

(そろそろ帰りますか、)

「そうだなもう8時すぎだもんな」

【おっけー!んじゃ解散ということで!】

(じゃーなー気をつけて帰れよ!

ニュースでやってた犯人はまだ捕まってないんだからな)

「そういえばそうだったな」

【そんなヘマするのは蒼空だけだよー】

奏恵はいつも俺をからかってくるのだ

「誰が殺されるかってんだ」

(まぁ〜とにかく気をつけて帰れよ)

「おう!またなー!」

こうして解散した



俺は電車に乗り、駅の近くのコンビニで夕飯を買っていた

(お値段594円です!)

「はい」

(毎度ありがとうございました!)

自動ドアの開く音が聞こえ通っていった



俺はいつも通っている道路を通っているが

この時間帯になると人通りが少なくなっている。

「今日はなにか嫌な予感がする。」

「早く家へ帰ろう」

その時だった右後ろから声が聞こえた

《君が悠騒蒼空君であってるよね?》

俺は突然のことに不意をつき転ばさった。

買った弁当は中身が崩れぐちゃぐちゃになっていた。

周りには確かに誰も居なく足音一つもしなかったのだが、そう考えながら徐々に上に視線を向けるとそこには軍服を着た女の子らしい人がいた帽子や服は赤くそして黒くまるで誰かの血が固まったかのような色、体は細くか弱そうな女の子に見えるが。

「あぁ。俺は確かに悠騒蒼空だけど何か御用ですか?」

俺は自己紹介をすると赤黒い軍服の女の子は

《その前に自己紹介だね!

初めまして僕はコードネームクロム》

「コードネーム?クロム?」

《自己紹介したところで無駄なんだけどね》

「無駄なんだけどね」?

俺は頭の整理が追いつかなかった、

クロムは顔を笑顔にしはじめた

《簡単なことだよ》

《今から君には死んでもらう。》

その言葉を聞いた途端に体がこおばった

「一体どうなってんだ、身体が動かない」

腰が抜けたとかそういう次元の問題じゃない

腰が抜けて動けないのならまだ理解できるが体全体が動かなかった

「う、動けない。」

「どうなってるんだ?!」

クロムが刀をだしそして徐々に刀を抜いてこちらに向けた。だが冷静な気持ちを忘れなかった。

「なぜ俺を殺す?目的はなんだ?」

《そういう命令なんだよ!僕もなぜ君を始末しなきゃ分からないが命令は絶対だからね》

《だけど何故だろうね、君どこかで会った気がするんだけどまぁいい君を始末して僕の任務は完了だ》

命令?誰が?なんのために?

俺そんなに悪いことしたっけ?

それはともかく今会ったことがあるような気がすると言ったか?俺はこんな子は見たことないぞ?

それは後回しだ今は助かる方法を考えろ!

秘策

1. 大声で叫ぶ

この方法は多分すぐ殺される、

2クロムと話し続け時間をかせぐ

話しを区切られたら終わりだがやらないよりはマシだな

「クロム聞かせてくれ!」

「俺は昔の記憶がなくあいにく過去の生後からしばらくの間の記憶が何故か思い出せないんだ。」

「クロム。お前はさっき会ったことがある気がするといったその会ったことがあるかもしれない時って言うのはいつ頃なんだ?」

見かけ的に俺とクロムは同い年ぐらいに見えるが、

《どうでもいい話だね》

《僕もよくは分からない他人の空似かもしれないしね。》

《だけど君らしき人を見たのは今から8年前以上のことだったと思うよ》

《あれは、》

《うぐっくっ》

「ん?」

クロムが頭を抱え膝をついた

何が起こってるんだクロムが過去のことを思い出そうとした瞬間に頭を抱えた。

苦しそうにしている状態だった

《やっぱりこの話はよそう、どうせ君はこれから死ぬ身だ教える必要はないだろう》

クロムが刀を構え

誠は抵抗する余地もなく自分の死を覚悟した

誠の頭によぎったのは今日の朝のニュースだった心臓を抉られるというニュースだった

「待て!ニュースでやっていた心臓を抉られた状態で発見されたとあったがそれはまさかお前がやったのか?」

《お?君感が鋭いね。そうだよ僕たちは今ある任務で動いている。それで君の心臓をもらうために先に始末してからにしようと思ってたんだけどなぜ君の心臓がいるのかは僕もよく分からないんだよ。》

「そうかお前だったんだな、俺の心臓が欲しがっているやつがいるんだな余程悪趣味を持っているようで」

《それも運命と思って諦めてよ》

《大人しくしてくれればせめて痛い思いせずに楽にやってあげるよ》

「お生憎だがそんな相手に命をくれるほど俺もヤワじゃないんでね。」

《そうかい…残念だよ》

《さよなら蒼空》

「くっ」

クロムが刀を振り落とす瞬間俺は

目をつぶったがその時

俺は走馬灯のような夢を見た

<いつしか必ず導く者が……

何が会っても見捨てない…必ず守る、>

後ろからだった

【もう大丈夫だよ】

そう聞こえた次のとき

‘’バーン”

《くっ》

何が起こったのか分からず目の前を見るとクロムの刀が後ろに飛ばされていた。

俺は後ろから銃声が聴こえたため後ろを振り向くとそこには白黒な軍服を着ており瞳は緑のような綺麗な瞳でまるで吸い込まれるかのような女の子がいた。手には長い銃を持っており、腰には剣を持ちかまえていた

「君はいったい?」

『私?私はコードネームシエリア』

『君を助けに来た』

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