【童話】一人ぼっちの少女のハロウィン

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　少女はハロウィンの夕方に一人ぼっちで居た。シングルマザーのお母さんは仕事に行っている。

　少女は一人で鏡の前で仮装をしている。小悪魔の仮装である。少女は友だちが居ない。

　トリック・オア・トリート、そう近所の家に一人で言って回る勇気もなく。

　少女は一人で鏡の前で涙をこぼした。

　すると。

「トリック・オア・トリート！」

　少女の目の前にオバケが一人現れたではないか。それを見て少女は驚いて笑顔になる。

「トリック・オア・トリート、ありがとう、オバケさん」

　オバケは少女にそう言われて照れ笑い。小悪魔の仮装の少女も笑顔。

「トリック・オア・トリート！」

　ハロウィンの夕方に一人ぼっちの少女にオバケが姿を見せた。

　お母さんが帰って来た。すると、オバケはフッと消え去った。

　少女はお母さんと楽しいハロウィンを過ごしましたとさ。

終わり😊👻🎃🎵