第21話 王都の屋敷
今日は王都に屋敷を買いに行く。
少し前に領地から王都に毎日通うのは大変という事で、王都にも屋敷を買う事を決めた。
アルにこないだ相談したら、王族御用達の不動産屋さんを紹介してくれる事になり、一昨日の面接の帰りに早速物件を見てきた。
その中からセバスチャンと相談して、1番良かった屋敷を買う事になったのだ。
この屋敷を買う上で1番の決めてとなったのは、庭だ。琥珀は元々森に住んでいたし、広々した庭で走らせてあげたかった。それにここにはノアが遊びに来た時に乗れるブランコがあったり、小さな動物達が暮らせるような家があったりと人間も動物も遊べるスペースが沢山あるのだ。
絶対に楽しい!
「本当にこの屋敷で宜しいですね?」
「はい、お願いします。」
「では、手続きが終わり次第伺わせて頂きます。」
「はい、ありがとうございます。」
──数日後
首都の屋敷にノアを連れてきた。
「わぁ〜お兄様!ブランコがあります。乗ってきてもいいですか?」
「うん、いいよ。」
「お兄様!琥珀も、向こうにある湖で遊びましょう!」
「うん。」
「良いだろう。」
楽しんでくれてるみたいで良かったな。
僕達は1日中遊んで過ごした。
レオンもノアも小さい頃からずっと屋敷にいて、こんなに1日中遊んだのは初めてだったみたいだし、今日はノアが喜んでくれて良かったな。
「琥珀、今日楽しかった?」
「うむ、なかなか良かったぞ。」
「あの庭からは良い波動を感じる。お主、なかなかセンスが良い。」
「良い波動、そんなの分かるの?」
「うむ、上の位の聖獣になると分かるようになる。」
「そういうものなんだ。」
「そういうものだ。」
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