第12話 王族との食事

琥珀をもふもふしているうちに寝落ちしてしまったみたいで、気づいたら夕食の時間になっていた。

今夜の夕食は王族の人達と一緒に摂ることになっている。


(コンコン)

「お食事の準備が整いました。」


メイドに食堂まで案内してもらうと、王族の人達はもう皆んな揃って座ってた。


「ランカスター伯爵、フェンリル様本日はお越しいただきありがとうございます。」

「正式な挨拶はまだでしたので、、。国王のアンドリュー・カーライルと申します。」

「王妃のマーガレット・カーライルと申します。」


え、、王族が挨拶って本当に国王より上の立場になったのか、、。


「こちらこそ夕食に招待していただいてありがとうございます。」

「レオン・ランカスターと申します。」

「おにーちゃんすごいね。ふぇんりるさまとけーやくするなんて!」

「っアイザック!」

「弟がすみません。長男のアルフレッド・カーライルと申します。弟の、」

「あいざっく・かーらいるです!3さいです。」

「レオン・ランカスターと申します。」


挨拶を無事済ませ、ようやく食事が始まった。王族との食事に結構緊張していたけれど、終始和やかな雰囲気で、楽しくわいわい話をしながら食べる事が出来た。


食事が終わると、この間完成した貴族用かるたの紹介をし、皆んなでかるたをやる事になった。

一緒にかるたで遊ぶうちにアルフレッド王子とも仲良くなり、明日も一緒にかるたで遊ぶ約束をした。

琥珀とアイザック王子も、アイザック王子を背中に乗せて遊んであげたり、最後は一緒に寝たりと仲良くなったみたいだ。

かるたで遊んだり、雑談をしているとあっという間にお開きの時間になり部屋に戻った。

まだ目が冴えて眠くないと思っていたけど、寝る支度を済ませて琥珀と一緒にベッドに入ると、疲れていたのかすぐに眠りについた。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る