第3話 3つの問題
レオンの記憶によるとランカスター領にはまず絶対に解決しなければならない問題が3つある。
①家の強度
②道の修繕
③野菜の生産量の低下 だ。
野菜の生産量はこの3年で著しく低下していて、農家の人達から心配の声が多いらしい。
まずはこの問題からにしよう!
前世のおばあちゃんのおかげで早く解決出来そうだ。
僕は早速セバスチャン、ノアそして実家がちょうど農家でこの問題で困っているというジャックを呼んだ。
「僕はこの、野菜の生産量問題を解決できると思う!」
「本当ですか!?両親が聞いたらきっと喜ぶと思います!」
「ジャック、御両親の畑って同じ作物をずっと作ってるの?」
「はい、そうです!小麦をずっと!」
「多分それが原因だと思う。同じ作物ばかり作り続けると同じ栄養ばかり減るから、きちんと土地を回せば治ると思うよ。」
「レオン様すごいです!早速家に帰ったら両親に言ってみます!」
「お兄様、なんでそんなこと知ってるんですか?」
「それは、まあ、、」
どうしよう、、田舎のおばあちゃんに教えてもらったなんて言えないしな、、。
「そう!本で読んだからだよ。」
「そうだったんですね!さすがです!」
「セバスチャン、同じ作物を作り続けている農家の人には、さっき言った土地を回した方がいいということ。」
「あと、肥料っていう植物の育ちを良くするもの?があってそれの作り方も視察に行くとき教えに行くとも伝えておいて欲しい。」
「かしこまりました。」
これで、とりあえず野菜の問題は大丈夫だと、思う。
次は道の修繕と家の強度か、、この2つは実際に見てみないとだな、、。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます