時の流れに身を委ねて

第2話 ガザが舞台の映画②

第一話に続き、ガザが舞台の映画を紹介したいと思います。

『もう一人の息子』　2012年

湾岸戦争時、病院で取り違えられてしまった二人の赤ちゃん。

ひとりはイスラエル人夫婦の子供で、もうひとりはパレスチナ人夫婦の子供だった。

18年後、その衝撃的事実を知った2つの家族。

それぞれの苦悩と葛藤。

アイデンティティーの揺らぎ。

互いに敵対し合うイスラエルとパレスチナの地を舞台に、

2つの家族が文化や民族の壁を乗り越えて

ともに歩み寄る姿を肯定的に描いた、

ヒューマンドラマ。

高評価を得、第25回東京国際映画祭で東京サクラグランプリと最優秀監督賞の2冠を受賞。

特別上映会では

イスラエルのルート・カハノ フ大使、

パレスチナのワリード・アリ・シアム大使、ロレーヌ・レヴィ監督の3人が

手を取り合っています。

2012年、当時は共存を探る潮流が

確かに流れていたのに・・・

本当に残念です。

(T ^ T)