あまりに多くの魅力が詰まった傑作です。
・推せる蛮族女主人公
・格好良いし可愛い琥珀色の豹
・「超常」を宿す魔物達
・個性豊かな登場人物
・練られた丁寧な世界観(雄大,茫漠,静謐,)
・躍動感ある動作描写
・臨場感溢れる戦闘描写
・詳細に語られる刃物類
・「魔道具」の存在
・「超常金属」の設定
・脇道に逸れない筋の通ったストーリー
・オリジナリティー豊富
5秒の内に思い付く魅力だけでこれ程あります。
とにかく斬新なんですこの作品。
テンプレートの残滓を随所で確認できるのに、それが既視感や食傷を全く引き起こさない不思議な感覚。
中弛みもしませんでした。
時間の掛かる修行パートでさえ、成長を確信させる描写が読者を決して置いてけぼりにしませんでした。
それに、大胆な時間スキップを適度と言うしかない範囲で入れる柔軟さ。
これが冗長さを消し飛ばしてる。
ストレス0で読めました。
確かな説得力に納得させられたから。
「ファンタジー小説」に欲しい全てが揃った大舞台で輝き続ける主人公から目が離せなくなりますよッ!!
ご覧になって下さい。絶対に損しません。