第3話 始まりの街
始まりの街で勇者に追放され、俺は途方に暮れていた。
始まりの街は入った時に2000エンゴールドくれる太っ腹な街だ。入って何も分からない俺を可愛い姉ちゃんがギルドまで連れてってくれてその上勇者パーティに入所までさせて貰った時には。俺の時代来たーーーー!!!!
て思ったね。でも、それもそこまで。その後ドブ板さらいさせられて。その日のうちに追放。研修費2000エンゴールド取られてしまった。
そんな美味い話はどこの世界も無いようだ。
俺はむかついたので勇者を殴ろうとしたが。簡単にボコされた。
ああ、どこで寝よう。持ち金取られて今はドブ板さらいのバイト代20エンゴールドしかない。
その時金髪の美少女とすれ違った。金髪巨乳町娘風なその子はすれ違い様に俺の耳元で囁いた。
(ピンチになったらお金使ってね!)
新手の風俗か? 俺は警戒しながら夜道を歩いた。
「ああ、異世界来ても俺は変わらないものだな。これじゃあ転生した意味がない。」
俺は街の端で野宿した。
次の日俺は街の外の丘にいた。
ギルドのクエスト スライム狩りだ。
女神様の借金は有るがまあ、地道な攻略法がいいらしい。俺はスライムをちびちび潰してった。
装備は布の服と素手。金無いからな。
20匹位潰したか?
「そろそろ手が痛くなってきたなあ。」
まあ素手ですからなあ。スライムはあまり攻撃して来ないとはいえ、手はスライムを殴り潰す度赤く腫れてくる。そこはゲームのようにはいかなかった。
なんか奥の森が騒がしい。森の奥から大きいゾウのモンスターが出てきた。ゾウの顔をした二足歩行のモンスター。エレファントだ!!
そいつは俺を睨みながら近づいてくる。ギルドの姉ちゃん!! こんなの聞いて無いぞ!!
俺は素早くエレファントの腹を殴ってみた。
びくともしない。というか硬くて痛い。
俺はバカな事をしているとエレファントは前足を叩きつけてきた。
あ、これは死ぬな?
その時声が聞こえた。
「お金を使うのよ!!」
「え????」
無我夢中でお金を取り出した。俺は
キーーン。スキル発動!!
コインバニッシュ!!
俺は光に包まれエレファントを撃退した。
な、なんだこれ?? チートか?? チートスキルか??
「あはは、だーかーらー、お金使ってね、って言ったじゃ無い??」
そこには昨日夜出会った金髪巨乳町娘風の美少女が立っていた。
「アンタ?? 誰??!!」
「じゃーーん。ノノッチ!! 参上!!」
「ええええーーーー!!!!??」
「悪い? 巨乳で? 私良いでしょ?」
俺は救われたのか??
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