第3話 ナビ登校
スマホのルート案内機能を使って私立篠峯学園を目指す。毎日通っているはずの道のりがまったく思い出せなかったからだった。でも、スマホの使い方は忘れてないし、
「さくら~ おはよう~」
「うん。おはよう、めぐっ」
学園に近づくと、だんだんと生徒の数が増えてきた。周囲を観察、
「なんなのその髪型? 全然似合ってないわよ」
そう言って、背後から私の頭を
私とは
私が考えごとをしている間、ずっと彼女のスキンシップ? ボディタッチは続いていた。
痛いっ! と心の中で
「私、昨日の夜、頭をケガしたみたいなの」
ところであなたはだれ? と続けて聞くことはできかった。
「なら、お大事にっ!」
彼女は後ろに手を組み再び私に近づくと、背中を強く叩いて、先に行ってしまった。
このやり取りを終えた後、なぜか私のことを見てクスッと笑ったり、笑いを
張り紙には『私は真夜中、全裸で街中を走る変態女で~す』と書かれていた。
やられた。
彼女の
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