風のように雨のように猫のように

１４４「春日の呪い」リターンズ

●「春日の呪い」が甦った

　このエッセイの第６３回と第６５回でも書いているんですが、お笑い芸人コンビ「オードリー」の春日さんの「呪い」という都市伝説がありまして、春日さんが応援したＮＦＬ（全米アメフトプロリーグ）のチームが、ことごとく負けたり不幸な目に遭う、というものなんです。

　毎週木曜日の午後１０：３０にス〇パー！の「日テレジータスチャンネル（ＣＳ２５７）」で放送している「オードリーのＮＦＬ倶楽部」という番組があるんですが、春日さんは当初、今シーズンどこを応援するかを決めていませんでした。

　しかし去年のレギュラーシーズン当初に応援していた「ブラウンズ」が、今シーズン最初の２週で１勝１敗だったときに、ブラウンズを応援すると公言、そしたらなんとその後４連敗してしまったんです。

　すると春日さんは心変わりして、好調の「バッカニアーズ」を応援すると公言。バッカニアーズのクォーターバックのベイカー・メイフィールドのユニフォームを着て出演しました。

　このチームは私も応援しているので迷惑な話だな、と思ったら、案の定それから２連敗。しかもそれだけじゃないんです。

　私はその２連敗目の試合の個人成績を、ＮＦＬの日本版公式サイトで見たのですが、バッカニアーズも相手のファルコンズも、エースクォーターバックが出ていませんでした。

　本来であればバッカニアーズはベイカー・メイフィールド、ファルコンズはカーク・カズンズが出ているはずなのに、両チームともバックアップ・クォーターバックが出ていたようなんです。

　でも、メイフィールドとカズンズが怪我をしたような報道はありません。どうもおかしいと思って出場したクォーターバックの名前をよく見てみたら、ファルコンズが「A.Rodgers」？　これ、「ジェッツ」のアーロン・ロジャースでは？

　バッカニアーズの方は「J.Brissett」？　ブリセットってのもどっか別のチームにいなかったっけ？　調べてみたら「ペイトリオッツ」のクォーターバックじゃないか。

　信じられないことに、別のチームの個人成績がリンクされていたんです。その後何日かして、この表示は訂正されましたが、これも春日の呪いなんでしょうか。

●もう１人の変人名探偵

　日曜正午からＢＳフジで放送されたドラマ「警視庁捜査資料管理室（仮）」、昨日は「（仮）」が取れたシーズン２が放送され、お笑い芸人コンビ「アンジャッシュ」のコントのようなすれ違いの会話に大笑いしたんですが、主人公の明石（あかいし）幸男（ゆきお）に匹敵する変人名探偵が、もう１人いることを思い出しました。

　２０１６年にＴＢＳ系で放送されたドラマ「IQ246〜華麗なる事件簿〜」で、織田裕二さんが演じた主人公の貴族探偵「法門寺（ほうもんじ）沙羅駆（しゃらく）」です。

　名前からして「シャーロック・ホームズ」のもじりで、相方（あいかた）の女性刑事の名前も「和藤（わとう）奏子（そうこ）」と「ワトソン」のもじりですし。

　ところがこの法門寺、「細かいところが気になって」とか、話し方がまるで「あの人」に輪をかけたような大げさな話しっぷりなんですよ！　初回放送当時もそれが話題になってました。

　これも先日スカ〇ー！のＣＳ－ＴＢＳチャンネルで一括放送されたので思い出したんですが、続編は作られないんですね。ディーン・フジオカさんの執事役もハマっていて面白かったのに。

●またまたまた浅見光彦ミステリードラマの変なところ

　２０１８年から２０１９年にかけて、ＴＢＳ系で「新・浅見光彦シリーズ」として全５作作られているんですが（そして第５作「天城峠殺人事件」はなぜか再放送されない）、兄・浅見陽一郎役の石丸幹二さんが、家に帰るとやっぱり着物を着てるんですよ。

　このシリーズ、原作の改変がひどいのに、そういうところは昭和に書かれた原作に忠実なんですよねえ。でも２０１８年に５３歳だった人（※当時の石丸さんの実年齢）が、家で着物を着ますかねえ？　私でも着ませんけどねえ。

●本日の猫

　今朝、ゴミ出しに出て戻ってきたら、ちょうど反対側から野良猫の「ハチ」がやって来ました。ご飯をくれ、と言っているようです。

　私はカリカリフードとソフトフードを１皿ずつあげました。ソフトフードは全部食べましたが、カリカリはほとんど食べませんでした。半月に１回くらいしか来ないし、別に食べるものには困っていないようです。

　一方で家猫のチロルですが、昨夜からまた発情期になってしまったようで、私が嫌がることばかりして逃げ回ります。今年はもうならないと思っていたので、かなりショックです。