138 ミステリードラマの変なところ②、発情期、そして大谷さん


●本日の猫


 前回このエッセイを更新した翌日、9月21日に家猫チロルが発情期に突入してしまいました。調べてみたら、前回は7月3日に終わっているようなので、約2か月半ほど間隔をおいての再発といいますか、もう今年はなさそうだなと思っていたので、ちょっとショックです。しかも本日現在、まだ終わっていません。


 いつものことなんですが、カラーボックスで爪とぎするなど私に対してひたすら嫌がらせを繰り返すので、捕まえてキャリーケースに閉じ込めなければ寝られません。それで追いかけっこになるんですけど、虫取り網が壊れてしまったので、なかなか捕まりません。まあ、虫用に作られた網で猫を捕獲していたのですから、壊れるはずですよね。


 チロルも追いかけっこで疲れるので、キャリーケースに閉じ込めるとおとなしくなるのですが、1時間くらいすると「出してくれ」と騒ぎ出すので、出してやらないといけません。


 基本的にチロルが寝ている間に私も寝られればいいのですが、そうもいきません。いつも生活のリズムを狂わされてしまうので大変です。おかげで読書もデータ復旧作業もほとんどできない状況が続いています。


 そういうわけで、今は「チロル嫌い」と言う心理状態なので、近況ノートにアミコの写真を貼っておきます。

   ↓

https://kakuyomu.jp/users/windrain/news/16818093085809022881


 アミコ、大きくなりました。同居猫のミミの1.3倍くらいになってます。



●ミステリードラマの変なところ②


 前のエッセイの第49回で「ミステリードラマの変なところ」というのをやりましたし、その後も何かにつけて似たようなことを書いてきました。


 自分の作品の中でも「クロロホルムを嗅がせて意識を失わせるのは、フィクションの中でだけ通用する方法」だとか、「自分の部屋で自殺した犯人が、テーブルに置いておけばいいだけの遺書をわざわざ折り畳んで封筒に入れ、その封筒に『遺書』とまで書いておくのは几帳面すぎて不自然」だとか述べさせてもらっているのですが、前者のクロロホルムに関しては衝撃の事実が発覚しました。


 あらかじめネット検索して「あり得ない」という意見ばかりだったので、そのつもりで書いていたのですが、実際にクロロホルムを使った殺人事件があったんですよ。皆さん知ってました?


 平成7年(1995年)8月だったそうです。大量のクロロホルムを染み込ませたタオルを、被害者の口へ押し当てて吸引させ、その麻酔作用により昏睡状態に陥いらせて、車ごと海へ落として殺害したのだそうです。


 確かにハンカチに染みこませる量よりはタオルの方が多いんでしょうけど、それで昏睡状態に陥らせることができたということで、クロロホルムは毒劇物だから入手が難しいとはいえ、殺害方法として実際に使えることがわかったのはショックでしたね。


 似たような方法で「スタンガンで気絶させる」というのがありますが、こちらはネット検索した限りでは不可能らしいです。痛いだけで、気絶することはないということでしたが、本当かな?


 それから「変なところ」というのとはちょっと違いますけど、水谷豊さんが主演した「地方記者・立花陽介シリーズ」という2時間ドラマシリーズがあって、1993年から2003年まで全20作が「火曜サスペンス劇場」枠で作られています。


 このドラマで水谷さんは森口瑤子さんと夫婦役を演じているんですが、2000年の第16作では森口さんの母親役で浅茅あさじ陽子さんが出演してまして、そのときにちょっと違和感があったんですよ。


 水谷さんと義母役の浅茅さんの年齢差がないような印象を受けたんですよね。それで調べてみたら、水谷さんが1952年生まれで浅茅さんが1951年生まれ。ありゃ、1歳しか違わない。


 森口さんが1966年生まれだから、役柄上は浅茅さんが15歳のときに出産したことになってしまうじゃありませんか。


 この第16作のときの実年齢は、水谷さん48歳、森口さん34歳、浅茅さん49歳です。水谷さんと森口さんは14歳違う年の差婚夫婦役だったんだ。でも浅茅さんの年齢を考えたら、役の上では20歳くらい離れている超年の差婚夫婦でないとおかしい。


 逆にいうと、浅茅さんに老け役をやらせすぎなわけで、よくこの役を引き受けたよなあと思ったり、俳優の人選がおかしいよなあと思ったり。


 こういうところに違和感を感じてしまうと、ストーリーに集中できなくなってしまうんですよね。



●大谷さん・・・


 いやあ、凄いことになってきました。本日の試合前の時点で大谷さんはホームラン54本、盗塁数57でしたが、打率も首位に5厘差まで肉薄してきました。

 まさかの三冠王か!?(※打率、打点、本塁打の3部門。打点王と本塁打王はすでに確定的)と思ったんですが、本日の試合で大谷さんは5打数2安打で打率は微増に終わり、残り1試合ではさすがに追い越すのは無理そうです。


 地区優勝を決めたことで緊張の糸が切れかけているのか、あと1本に迫った「ホームラン55本」にも、もしかしたら届かないかも知れません。


 ですが、私は今までこれほど長い間「ゾーンに入りっぱなしの人」を見たことがありません。シーズン終盤まで毎試合出場していて、最後の数週間で打率を1分以上上げるなんてことは、考えられないことなんです。


 その考えられないこと、信じられないことを大谷さんは次々とやってのけてきたのですから、どういう結果に終わろうとも拍手で讃えたいと思います。あと1試合、最後まで見届けさせてもらいます。


 なお、本日の試合の4回表、スミスが2塁へ盗塁したのですが、また実況アナウンサーが即座に「これは盗塁と記録されません」と言いました。確かにキャッチャーは送球しようとしなかったのですが、調べてみたら公式記録員が即座に判断して「公式通信員」という方々がそれをすぐに各方面へ伝えているようです。


 だから公式記録員が判断しているのはわかったんですが、観客や視聴者はなぜそうなるのかよくわからないですよね。けっこう恣意的な判断のときがあったり、録画を見直して後で変更したりすることもあるようです。


 本日の試合でも大谷さんが盗塁したのを後でピッチャーのボークによる進塁と訂正されていて、「どこがボークなんだ。説明して欲しい」と解説者が不満を述べていました。主審はボークのコールはしていなかったと思うんですがね。

 メジャーリーグは、こういう説明不足なところを改善する必要があると思います。この点、NFL(全米アメフトプロリーグ)はちゃんと審判団と記録員が協議して主審が場内に説明するんですよ。見習って欲しいですね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る