詩 『待つ』

一乗寺 遥

待つ

昨日はそばにいたのに


胸が壊れる

不安になり


空を飛び交う文字の塊

それは代わりにはならず


むしろ

手指が現す形で届く

それが欲しい


時間は関係なく

待つ間私の時は止まる


掻き上げる髪は

真っ白に変わっても

私の時は変わらない


ほんの昨日のことだ

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詩 『待つ』 一乗寺 遥 @yoichijoji56

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