応援コメント

▽6月30日 窓際の二人 Ver.鷹宮(2)」への応援コメント

  • 記号はどのループかを示しているのか、それすらもミスリードか。
    この場合、どのループを主線に置くかで様相が変わりますが、現状のループが▽なのかもしれませんね。
    私も思い出せないけど何かひっかかる瞬間が多々あります。
    トリガーは「風の音」なのです。

    作者からの返信

    K-enterprise様

    引き続きお越しくださり恐縮です。
    これは見限られてしまったかなとネガティブに考えておりました。

    さて、記号の件ですが、ここまででピンと来られていないとすれば、恐らく自分が読み手への伝え方を失敗しているのだろうと予想できます。大敗北です。無念。

    勝手にネタバレをしてしまい恐縮ですが、ここで掛け違うと、この先以降で、あ、そういうことだったのか、と思う瞬間はない筈なので、解説させていただきます。

    各話タイトル頭の記号は単純に時系列です。
    ここまでの登場順で並べると〇、◇、◆、▽の順になります。
    途中までは◆と◇の間で単純にフラッシュバックしていただけなのですが、最初に登場する▽の鷹宮視点の段階で既に2周目に入っているわけです(ハルキ視点では18周目ですが)。
    それ以外にトリックはありません。

    「単に鷹宮視点だから記号が変わったのかな?」と思わせるために、ハルキが空き教室での告白を企てている一周目の6月30日(◇)と、実は二周目になっている同じシチュエーションの6月30日(▽)を順列に置きました。
    これには、これまでの鷹宮の話が全部狂言か多重人格である可能性についてミスリードを誘う意味もあります。作為有り有りです。
    この時点までで読者に「えー分からなくなった。真相は何なんだ?」と思っていただけると作者のねらいどおりと言えます。

    一方の本筋。
    ミスリードの方ではない、話の真相は、というと、実は鷹宮とハルキたちは1周目の脱出に失敗して既に2周目に入っており、しかも奈津森の人格データによって上書きされていたために、▽鷹宮の人格がおかしかったんだと分かる、という建て付けになっております。
    そうと気付かれないように、先の展開をチラ見せしていたわけです。

    実は▽が2周目だということは、水族館の会話でハルキが実は同じ1年を繰り返している特異な存在だというネタバレがされた時点で気付かれるんじゃないかと思っていたのですが、リポートで伝わってくるK-enterpriseさんの読解のされかたが、より複雑に、より疑り深くなっていったことに、内心やきもきしておりました😭

    が、それもこれも、読み手に過剰に猜疑を抱かせ、「これが正解」という分かり易い解法を然るべきタイミングで明示できていなかった自分の力不足ということでしょう。
    まったくもって不甲斐ない限り。申し訳ございません。

    貴重なフィードバックをいただけたことには勿論、大変感謝しております。

    編集済
  • ▽が出てきましたねぇ。

    作者からの返信

    お気付きになられましたかw
    そうなんです。この辺に仕掛けたギミックが、初見の読み手だとどのへんで、ははーんとなるのか、是非とも知りたいと思っているポイントです。
    ここのコメント欄以外では、誰からもフィードバックをいただけない身の上なので、どこまで匂わせ描写を挟めばいいのかも、自分一人の勘だけを頼りにやってます。