トリガーが身体的接触なのだとしたら、前段までの情報交換は黙認されている。
一介の高校生には問題の解決はできないが、問題を起こされては困る。
体そのものの棄損は一線なのかもしれませんね。
さて、ここまで明確に他者を自覚できている、鷹宮さんの中にある人格が誰か? という問いは、やっぱりハルキくんなのかなとも思いますが……
作者からの返信
むむ、これは。
よく分かりませんが、もしかしたら作者的には思いも寄らないミスリードをされている?
だとしたら迂闊な返信をして、読書体験を奪ってもなーと考えてしまいますね。
先に用語解説の方を読まれたことで何か思わぬ深読みが生じているのだとすれば、誤解は解いたほうが良いのかもしれませんが……。
うーん。とりあえず、多分それは違いますと言っておきましょうか。
ここで鷹宮がハルキを投げ飛ばし、態度が急変したのはあくまで昭島が入って来るのが見えたからであって、その瞬間鷹宮の人格がスイッチされたというような話ではないです。
編集済
相談を聞くことでメリットを与える流れになりそうなもんですが、まあそこはよいとしてw
バトル書きとして言わせてもらうと、体格差のある相手と抱き合った状態から、「顎に掌底」「大外刈(ぽい技)」は無理があります。まして一瞬の反応で投げるのは、いくら達人でも不自然かと。大外刈は体格で有利な場合に使われる(事が多い)技ですし。
危険度的にも大外刈は後頭部から落ちるので、受け身知らない素人に使うのはご法度なやつです。畳でないとこだと普通に死にます。道着掴んでたら威力弱めたりもできますが、掌底入れてるし。まーギャグ展開の一環ならそこら辺は目くじら立てませんけど。
この体勢から一瞬で投げるとしたら、柔道なら腰技ですかね。有名どころだと「払い腰」とか。相撲の「下手投げ」でもわかりやすいと思います。まあリアリティを重視するならの話ですが。ワタシはむしろ「掌底から大外……?」と絵面が謎になってしまったので。
よく考えたら、記憶のない鷹宮が数ヶ月でこれだけ強くなるとは考えにくいので、ここにも謎はあるのかもですね。いや、体が技を覚えてる的なやつなのか?
>「なんでもありません。ご心配には及びません」
ふうむ。昭島には丁寧口調というか、お嬢様の上辺を繕ってるんですね。
ここまでの話を聞くに、鷹宮がお嬢様を維持する必要がない気もするんですが、どうなんでしょ。学校でもそうですが、家人も信用しておらず、入れ替わりについても伝えてはいるんですから、この状況を隠してるわけじゃないんですよね。
まあ、先で説明出てくるかもですが、現時点の疑問ということで。
追記
バトルシーンは、まあおまけみたいなもんですから、わかりやすさ優先でよいかと。掌底で吹っ飛ぶだけとかの方が、ギャグとしてはイメージしやすそうですね。
いや、話が進むまでは、鷹宮は家や父親には入れ替わりのことを隠して生活してるのかなと思ってたんです。それなら嫌々でも淑女のマナーを守るのもわかるんですが、記憶のない点とかはすでに知られてますし、家も父も信用おけない状態。加えて女の性格が馴染み始めて不安を覚えるほどなら、お嬢様を無理に演じる必要があるのかなあ、と。よほど何か理由がなければ、男の素で生活するほうが楽だし、そちらを選ぶのでは。
転校なんて、丁度いいきっかけですし。
父親の機嫌を損ねないためとかも考えられますが、ガラス割ったりしてる時点で、そこら辺恐れてそうもないしなあ……と。
作者からの返信
流石、梶野さんならではのご指摘、ありがとうございます。
まだこの描写について他のかたからのご指摘はなかったので、上手く誤魔化せたかなと思っていたのですが、やはり不自然でしたかw
まあここは、自分のスタンスとしてはリアリティよりも、ラブコメ定番のギャグ寄り描写(非力な女子が男顔負けの実力を持つ的な)として流して欲しいところではあります。
払い腰と書くか、大外刈りと書くか、釣込み足と書くか、迷いながらでした。付け焼刃にするくらいなら、もうちょっとフワッとした曖昧描写に留めておけば良かったかもしれませんね。
鷹宮が昭島に諭されて言葉遣いを正しているのは、一応養父からの、淑女然とした振る舞いをできるようにという言い付けに、表面上は従って、というカコツケだったのですが、分かり難かったでしょうか。
▼追記への返信:
>お嬢様を無理に演じる必要があるのかなあ、と。
まあ、鷹宮自身も真相が分からずに迷いのある状態ですからね。
ガラス窓破壊事件の真相は追々蒸し返されることになるのですが、この時点では伝聞で知ったハルキの想像でしかないので、色々な可能性が考えられるような含みを持たせて書いてました。
主要人物であるハルキや鷹宮が、どんな人物かもはっきりしないまま、読まされ続ける読者的には、許容できないほどのフラストレーションが溜まる話運びだったのかなと、今はそのように反省しています。