第12話 やっと完成・・・?

どうも、しばらくご無沙汰していましたが、何があったかというと単純に製作の難航と上司からのキツめのお説教で余計にダウンしていただけです。まあ、上司からの叱責は、単純に体調不良でなかなか仕事がやれない私をなじるものだったので、「気にしない」「世の中の8割の人間はボーッと生きている」という、かつてリワークで勉強したことを思い出してその場をやり過ごしました。言い返しても良かったんだけど、言い返したら上司はヒステリーを起こしそうな感じがしたので取り敢えず受け流しときました。そこで思ったのは、「何でもできる人にはできない人の気持ちが分からない」「この人には不登校や別室登校の子の気持ちが分からないんだろうな」ということです。自分ができるから、できるのが当たり前なんて何て自己中心的な考えなんだろうと思いますがね。

さて、ものづくりの方はというと、タップ切りのところで苦戦していました。

なので、材料の他の面にもう一度穴を開け直して、リベンジを図ります。

今回は、前回の失敗を踏まえてちゃんと5ミリのタップが入るように4.2ミリのドリルを使って穴あけしたし、これで良し。

それからタップ切りに入ったんですけど、前より穴をそこまで深く開けていなかったせいか、感覚が掴めない。そして、パキーン!


タップが・・・折れたーー!!


確かに、タップは折れやすいから注意するように、とネットの情報で見てたんですよ。だけど、今までうまく回らなくても折れることはなかったので、そこまで神経質になる必要はないかな?と思っていたんですが「慣れた作業は気の緩み」でした。

ので、再び穴を開け直してリトライ・・・ですが、鈍臭い私なので、今後の失敗のリスクを鑑み、穴は空けれるところ全てに空けておきました。

そしてタップ切り。今回は、少しでも感覚がおかしくなったらすぐ止める、を徹底した結果・・・。ようやく全てのタップ切りが終わりまして、第一の難関突破です。

その次に私を待っていた難関は、「穴にはまらない軸との戦い」です。

これは、上司にアドバイスしてもらっていた、「紙やすりで削る」をやっていたんですけど、歯車にはまったはいいけど部品の穴にはまらず苦戦、という状態に。

しかし、あんまりやすると歯車側の穴がガバガバになってしまうためこれ以上のやすりはできない。時間もかかるし・・・。となれば次の選択肢は部品の穴の拡張!

今回は余裕を持って、11ミリでやったところ・・・、こちらもガバガバに。

ちょっと余裕持ちすぎたな・・・後に上司からは10.2くらいでいいと言われましたが。取り敢えず組み付けできる準備はできたので、あとはネジを締めて組み付けて・・・、ガッタガタだけど、回らないけど、かさ歯車装置完成!!

いいんだよ、完璧に終わらせるよりまずは形になってれば。とにかくものがあればいいんだ、という思いで上司に見せたところ・・・。

できたことは認めてくれましたが、再製作となりました。

しかし、ただ再製作するんじゃなくて、今回やってみた反省点を洗い出すこと、改善点を挙げることも条件になりました。が、私、実は上司にずっと思っていたところがありまして。というのは、上司からもらった設計図面が、それこそ機械の専門の私からしてみれば、ツッコミどころ満載ということ。

なので、その図面の直しも私がやることになりまして。自分で作った図面なんだから自分で責任持てよ・・・というツッコミはさておき、このものづくりはもう少し続きそうです。てか図面だけじゃなく投影図も書けってどういうこと?書いたことないわ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る