結局突き詰めれば、腐敗した異常な人間達の中でサイコな妹と元旦那に粘着されていたヒロイン。分かり合えない人達に心を砕く事が如何に無意味なのか、悪意に引きづられ知らず知らずに自分も壊れていた事の怖さ、善良性の再生は「無垢な善意」との出会いでした。現実の世界では当たり前に起こる人生の落とし穴、綺麗で美しい問題の収束や解決なんか望めない。だからこそ「どう生きるか!」、アイザックに踏み込む。彼女が何を見て、何を知り、何を掴むか、自分の人生を幸福に出来るのは自分自身の生き方であり、この新しい選択により、闇が晴れ、穏やかにアイリスの心が再生され自らを癒す事を願います。なんて、ちょっと重い事を書いてしまった(汗)、すいません( ;∀;)
作者からの返信
的確にこの物語を表現していただいたような気がします!ありがとうございます( ;∀;)
藍梨にとっては、生まれたときからこの環境なので。自分から見ればサイコなとんでもない妹だけど、なぜか周りは妹を信じ妹を選ぶ。だから自分のほうがおかしいのではないか。……と。「離れて過ごす」という選択肢しかなかったのに、こんな状況に巻き込まれて。
アイザックはどこか、アイリスの背負うもの、抱える闇に気付いて、気になって声をかけたのかなと思います。
続編があるとしたら、結局モトオが王位継承することになってマオーナ引き連れてふたりの間を引き裂く、とかでしょうかwww
そんな続編、もう書きたくないけど。笑
妹のことは、それでもやっぱり重くのしかかると思う。
でも、それをいっしょに背負ってくれるって言い切った、アイザック。
気にするな、じゃない。背負うよ、って。
ここからながーい、ながーい、おひさまの道が伸びてるのだ!
作者からの返信
うん。ほんとに、そう。
どんなに憎んでも、恨んでも、殴りたいと思ってても、存在が、繋がりが消せるわけじゃない。
今までにうけた言葉の積み重ねもあいまって、どうしても「私がいなければ」という気持ちも……ゼロにはできない。
だから一緒に、背負っていく。
まだ若いふたり、きっと、だいじょうぶ!