第24話:メロンの花の奇跡


「そんなことないわ! わたくしたちはあきらめませんわよ! 果実の奇跡よ、導きの光となれ! メロン・フルーティリジェンス!」

メロンナ姫が言って、立ち上がった。彼女は手からピンク色の花びらを放った。それはドリアン子に向かって飛んでいった。


「何だ、これ?」ドリアン子は不思議そうに言った。しかし、その花びらは彼女の顔に当たって、眩しさと香りで彼女の目と鼻を刺激した。


「くっ!」ドリアン子は目を閉じて、鼻を抑えた。メロンナ姫は言った。

「これはメロンの花ですわ。メロンの花はドリアンの毒に対抗できますわよ。あなたはもう私たちに勝てませんことよ」


「そんなことない! 私はまだ戦える!」

ドリアン子が言って、目を開いて、メロンナ姫に向かって走った。彼女は手から緑色の針を出して、メロンナ姫に刺そうとした。


「危ない!」

スイカが言って、メロンナ姫の前に立ちふさがった。彼女は果肉から赤色の盾を出して、ドリアン子の針を防いだ。しかし、ドリアン子の針は盾に当たると、爆発した。その爆発で、スイカは吹き飛ばされた。


「スイカ!」俺は叫んだ。スイカは壁にぶつかって、倒れた。彼女は苦しそうに息をしていた。


「大丈夫か?スイカ!」俺は駆け寄って、彼女の顔を見た。彼女は微笑んで言った。

「大丈夫ですよ。私はまだ生きてます。でも、あなたたちは早く行かなければいけません。ドリアン王を止めるのです」

「でも、一人でここに置いていくなんて…」俺は言った。


「心配しないで。私はこの世界を作った者です。私はこの世界と繋がっています。私はこの世界と一緒にあなたたちを応援しているのです」スイカが言った。


「ありがとう、スイカ。ありがとう、本当に」俺は言って、彼女の茎を握った。メロンナ姫も同じように言って、彼女の果皮にキスした。


「さあ、行きましょう。ドリアン王を倒しますわよ」メロンナ姫が言って、立ち上がった。俺も立ち上がって、彼女の手を取った。


「行こう」俺も言った。


「待て!」ドリアン子が言って、再び攻撃してきた。彼女は手から緑色の矢を放った。それは俺たちに向かって飛んできた。


「避けろ!」俺は叫んだ。俺とメロンナ姫は横に飛び避けた。しかし、そのとき、スイカが言った。


「私もまだ戦えるよ!」彼女は果肉から赤色の矢を放った。それは緑色の矢とぶつかって、爆発した。その爆発で、ドリアン子は吹き飛ばされた。


「うわあ!」ドリアン子は悲鳴を上げた。彼女は床に倒れた。彼女は血まみれになっていた。


「やった!スイカ、ありがとう!」俺は叫んだ。

「どういたしまして」スイカが笑った。

「さあ、行きますわよ! ドリアン王のところへ!」メロンナ姫が言った。

「行こう!」俺も言った。


俺とメロンナ姫はドリアン子を踏み越えて、扉に向かって走った。

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