★書籍発売記念★学園時代番外編 友人とは
「改善を要求する」
早朝の人気がない図書室。お馴染みの学習スペースで行われている自主学習会が始まろうとした時、突然アデルバード殿下の涼やかボイスが響いた。
私とシライヤは顔を見合わせてからアデルバード殿下へ向き直る。
「改善とは……、学習会の内容についてでしょうか」
シライヤが尋ねると、アデルバード殿下は「いや」と首を振ってから続けた。
「我々の関係についてだ。私達は友人という立場で共に学園生活を送っているはずだが、顔を突き合わせてすることと言えば、勉学のみ。客観的に見て仲の良い友人のようには見えないだろう。ゆえか我々の間に入り込む余地があると判断する者も多い。以前よりもあしらわねばならぬ者が多くなり、少々面倒に感じている」
つまり取り巻きとしての役目が不十分だと。確かに今の私達は、共に勉強をするだけの仲に見えるかもしれない。いや、実際にそうなのか。
シライヤが難問を解く時のような顔をして言葉を続けた。
「友人として、仲の良さを示す必要があるということですか」
「そうだ」
「……仲の良い友人というのは、どうするものなのでしょうか? シンシアと友人であった時もありましたが、学園裏で人の目を避けて会うような関係でしたので、参考にはならないかと」
「ふむ……。ではシンシア嬢はどう考える? 君ならば、参考になる友人関係を持っているだろう」
「いえそれが、わたくしも事情があり友人を作る機会を逃しておりましたので、参考になるようなことは何も」
なにせ悪女として嫌われていたのだ。友人と呼べるような相手もなくここまできてしまった。親戚や平民の領民や商人達とは良い関係を築いているが、それを友人の枠に入れてもいいのか解らない。
「アデルバード殿下の方こそ、交友関係を築くことに長けていらっしゃるのではありませんか? 友人として何をするべきかご指導いただければ、尽力いたします」
シライヤと私に視線を向けられたアデルバード殿下は、腕を組んだ後「知らん」と短く答えた。
「先月も隣国の高貴なお客様を、ご友人として接待されていらしたではないですか」
「笑顔と言葉の裏に隠れる牽制の読み合いを友人関係というならな」
「……なるほど。そうなるとわたくし達は、友人初心者の集まりということなのですね」
気まずい程の静寂が私達の間を取り巻いた。
間に入り込む余地があると判断されるのは、おそらくこういう空気のことだろう。しかしどう解決していけば良いのか、初心者の私達には難しい。
前世ではどうしていただろう。ぼんやりとして思い出しづらいが……確か。
「一緒にスイーツを食べる……とか」
「スイーツ? 交友を深めるのに食事が効果的であるのは解るが、甘い物限定なのか? まあいい。では本日の昼食に学食で実践する。遅れず集合するように」
およそ友人へ対する誘い方ではない口調で、今日の昼食の予定が入れられた。
今日はシライヤと中庭でイチャイチャしながら昼食を取るつもりだったので無理です、とは言い辛い。仕方がない。明日は今日の分もイチャイチャしよう。
◇◇◇
昼食になりシライヤと学食へ向かったのだが、廊下まで人だかりができていた。しかし私達が近づくと人だかりは両脇へ避けるように道を作る。
「来たか友人達。ここへ座ると良い」
予想はしていたが、人だかりの中心には学食のテーブル席に着くアデルバード殿下がいらした。その後ろに壮年の男性が二人立っているのは気になるが、とにかく薦められた席へシライヤと着く。
「思ったよりも大事になってしまいましたね。アデルバード殿下が学食にいらっしゃるのは珍しいことですから、少々の混乱は覚悟していたのですが」
「珍しいどころか、これが初めてだな。私はいつも特別室で食事をしている。だから、今日の機会をくれた友人達に感謝しているよ」
キラキラと輝いていそうな表向きの笑顔で言うアデルバード殿下。普段殿下と接する機会がない平民クラスの者達などは、その完璧に見える微笑みを見るだけで小さく感嘆の声を上げる。
「さっそくスイーツを食べようか。デザートのメニューが豊富だと聞いているから、楽しみだ。特に人気のあるスイーツは何かな」
食事を飛ばしていきなりスイーツを食べるようだが、これだけ注目を浴びているなかで長々と食事を楽しむ度胸もないので、早くスイーツだけ食べ終えて退散しよう。
「学食で一番人気といえば、動物の形に盛り付けたアイスクリームでしょうか」
「ではそれを……」
アデルバード殿下がそう答えた瞬間、背後に立つ壮年の男性達が急に慌ただしく声を上げた。
「王太子殿下がアイスクリームを食される! 急ぎ部屋の温度を上げよ!」
「暖炉を全て稼働させるのだ! ファイヤーピットはないか!?」
私達も他の生徒も唖然とするなか、寒くもない日だというのに食堂に存在する暖房器具には全て火が灯され、急激に室内の温度が上がっていく。
暑い……。シライヤは静かに上着を脱いだ。
「私が病に倒れることがあれば、原因と考えられる事柄に全て厳密な調査が入り、最悪の場合学園の調理師が責任を取らねばならない。お互いの為、必要措置だと理解してくれ」
「は……、はい」
それもそうなのか。いつもは特別室で食事をしているという話でもあるし、それだけアデルバード殿下のお身体は大切であるということだろう。何せ次期国王陛下なのだから解らなくもない。
ひそひそと周囲の学生達から「お食事一つでも大変なのだな……」「王族と接するのは、責任も伴うのね……」と緊張しているような声が漏れ聞こえた。
「……俺が注文をしてきます」
シライヤが言いながら立ち上がる。たとえ学生公爵であろうとも、学食のルールに従い注文は並んでするのだ。今日は殆ど並んでいないようだが……。
「いや、注文は彼等がする。私の食事を持ってくる際にも厳戒態勢が敷かれるのが通常だ」
軽く頭を下げた壮年の男性一人が、注文をする為のカウンターへ向かう。シライヤは静かに座り直した。
「本来であれば、食事の運搬にも最低五人の人員を配置する。だが友人との食事にそこまでするのは仰々しすぎるだろう? おかげで今日は身軽な気分だ」
この状態が身軽……? 肩が重くなるような想いをなんとか隠して微笑みを返す。
アイスクリームはやがて私達のテーブルへ運ばれた。猫や犬や鳥の顔を表現した可愛らしいアイスが三つ。部屋が暑いので、普段よりも美味しそうに見える。
ルドラン子爵領でもアイスクリームを販売したいところだ。山頂から氷を運ばせ硝石を使い、乳やクリームを凍らせる。少々コストがかさむ為に贅沢品とも言えるが、ルドラン子爵領へ来る者達は温泉を目当てにしたバカンスを楽しむ富裕層が多い。温泉で暖まった後に食べるアイスクリームも相性がいいだろうし、充分に利益を上げるはず。子爵領名産の蜂蜜もたっぷりかけて、名物の一つとして定着させられたらいい。
その為にもまずは、私自身でアイスクリームの良さを理解しなければ。
さっそく頂こうとスプーンを手に取った……が、アデルバード殿下が食べ始める気配がない。スプーンは取ってしまったが、三人の中で一番下位の子爵令嬢である私が先に食べるなんて真似はできず固まっていると、注文に行かなかった方の壮年の男性がスプーンを取ってアデルバード殿下の猫ちゃんアイスクリームを一口食べた。
「毒見……ですか」
シライヤが尋ねると、アデルバード殿下は「そうだ」と頷いて続ける。
「遅効性の毒もある為、このまま待機する。二人は先に食すといい。公式の食事会ではないのだから、私のことは気にせず食事を楽しんでくれ」
気にせず……と言われても。
貴族としてアデルバード殿下を粗略に扱うことなどできない。結局シライヤも私も、無言でアイスクリームを見つめるだけになってしまった。
悲劇的なことに、部屋が暑いせいでアイスクリームがみるまに溶けていく。様子を見守っていた生徒達も再びひそひそと会話を始めた。
「殿下と食事をすると、いつもこうなのだろうか?」
「まだなの……!? あぁっ、殿下のネコちゃんアイスクリームがどんどん溶けて……」
「こんなに待つなら、冷たい食事だけではなく暖かい食事もだいなしになるぞ……」
「王族と付き合うって……大変なのね」
ネコちゃんアイスクリームも溶けているが、シライヤのワンちゃんアイスクリームも、私のピヨちゃんアイスクリームも溶けている。可愛らしさが売りのはずだったアイスクリームが、おどろおどろしい怪物になりはてた。
そうなってからようやく、アデルバード殿下の前に新しいスプーンが置かれる。
「お召し上がりくださいませ」
やっと、ネコちゃんアイスクリームだったものがアデルバード殿下の口へ運ばれた。
「程よい甘さと冷たさが美味しいな」
外面なのかもしれないが、アデルバード殿下が微笑んで満足そうに言ってからようやく私達もアイスクリームを口に運ぶ。味がいいのは解るが、下の方でスープのように溶けてしまったアイスクリームはどうしたらいいのか。皿を持ってすすってしまいたいくらいだが、はしたないだろうか。
仕方なくアイスクリーム用の小さなスプーンで、時間をかけて一すくいずつ口へ運んで完食した。
アイスクリーム一つ食べるだけで酷く体力を消耗した気がする。
「満足の味だった」
アデルバード殿下の締めくくる言葉で、私達だけではなく集まる生徒達も共に安堵の息を漏らす。やっとこの重苦しい食事会が終わるのだと、誰もが同じことを考えたはずだ。
「よろしゅうございました……。ではこれで……」
「他のスイーツも試してみよう。デザートメニューを全て持ってきてくれ」
「はっ!?」
令嬢らしからぬ声を上げてしまったが、アデルバード殿下がそれを気にすることはなく、次々とテーブルに運ばれるスイーツのせいで、おそらく他の者達も気にする余裕がない。
「お待ちください、この量を三人で食べきるのは……」
「足りなければ追加を頼めばいい」
「足りなければって何!?」
さっきから令嬢の仮面が剥がれまくっているが、アデルバード殿下以外の者達は心の中で同じツッコミを入れたはずだ。
再びたっぷりと毒見の時間を取って、無毒とされたスイーツから食していく。が、案の定三つ程のケーキを食べ終わったところで次の皿へ手を伸ばせなくなった。
こんなに頼んでどうするつもりなのか。毒見の為に一口食べた後のスイーツではあるが、アデルバード殿下が口にする予定であったものならば、周囲に集まった生徒達も嫌悪を見せずに食べるのを手伝ってくれるかもしれない。
提案するべくアデルバード殿下へ視線を向けると、食べ始めた時と同じように涼しい顔で、アデルバード殿下は次々にスイーツを口に運んでは空の皿を増やしていた。
なんなのこの人。
「極度の甘い物好きでいらしたのですね……」
思わずそう言うと、アデルバード殿下は「そうか?」と不思議そうに言って続けた。
「甘い物は少々の疲れを押しきるのに丁度いい。脳に栄養を与える為にも、意識して多く取るようにしている」
いや、取り過ぎ! とは言えないので、渇いた笑いだけを返す。
「これ以上は……」
小さくシライヤの声が届き、そういえばと思い出す。何度もシライヤと食事を共にするようになって、彼は甘い物がそれほど得意ではないことを知ったのだ。デザートとして一つや二つくらい食べるなら支障ないだろうが、この大量のスイーツを消費するのは無理がある。
「シライヤ、無理をする必要はありません。身体の方が大事です。どうしても余ってしまうなら、特別に屋敷へ持ち帰らせていただけるよう相談を……」
「アレをかけないと」
「……アレ?」
おもむろに立ち上がったシライヤはカウンターへ行き、そこに置かれている調味料を一つ取ってテーブルへ戻ってきた。
「シライヤ、それは」
「甘い物以外にもよくかけているんだが、俺はこれが好きなんだ」
食堂で見慣れた調味料の容器。それに入っているのは確かアレだが、まさかそんなはずはない。だって甘い物にそれをかけるなんて。
そんな考えを叩き飛ばすように、シライヤの前にあった可愛いケーキの上へ赤い粉末がどっさりと乗った。唐辛子を細かく砕いたそれ。
呆然とする私を置いてけぼりに、シライヤは赤くなったケーキをパクリと口に運ぶ。
「美味しい。これならいくらでも食べられそうだ」
シライヤは極度の辛い物好きだったのか。ゲームでは対立するこの二人は、味覚の面でも正反対にいたという訳だ。
「何を……している。ケーキに唐辛子をかけるだと……」
私以上に驚愕した声が、アデルバード殿下から発せられた。
「甘味へ対する冒涜だ。このケーキは、このままで完璧な甘さを有している。それをだいなしにするつもりか」
「お言葉ですが、食事は一番美味しいと思う味付けで食べることこそ食材を大切に扱うということ。甘さだけで舌を麻痺させれば、それこそ食材への冒涜です」
「麻痺などするものか。この甘さが疲れた身体を癒やし、むしろ冴えてくるほどだ」
「それは辛さの方が効果的です。特にこの唐辛子の赤さと刺激的な味は、まるでシンシアのようで、口に入れた途端世界が輝きに満ちるようです」
ちょっとシライヤが何を言っているのか解らないが、とにかく甘味派と辛味派のバトルが始まったことは解った。
周囲に集まっている学生達も不穏な空気に冷や汗を流しながら狼狽える。王族と学生公爵の高位貴族同士の争いを恐ろしく感じているのだろう。
「お、お止めした方が良いのか?」
「よせ、下手に触れば矛先を向けられるぞ」
二人の言い合いがヒートアップする中、学生達の困惑のざわめきも大きくなっていく。毒見役の男性達はまったく止めるつもりもないようで、静かにたたずんでいるだけだ。
私が……止めた方が良いのだろうか? 公爵夫人になることが決まっているとはいえ、今の段階ではしょせん子爵令嬢。口を出して良いものなのか。
悩みながら二人を見つめていると、アデルバード殿下が私へ視線を向けた。
「シンシア嬢はどう思う。ケーキに唐辛子をかける必要はないと思わないか?」
次にシライヤも私へ視線を向ける。
「赤い唐辛子がふりかかったケーキは、見た目もシンシアのように可愛いだろう? 絶対にかけた方がいい」
やっぱりシライヤが何を言っているのか解らないが、とにかく私はどちらかの味方をしなければならない状況になってしまったのか。
「どちらを取るのかしら……。どう考えても、ケーキに唐辛子はかけないわよね」
「それでも、婚約者に寄りそうのではないかしら? お二人の熱愛は有名ですもの」
「どっちを取っても、高位貴族と敵対するのは変わりないのか……。難しいぞこれは」
なぜこんなことに。
私が取るべきなのは、愛する婚約者のシライヤか、それとも王太子であるアデルバード殿下か。
誰もが私の返答を待って、食堂に痛い程の静けさが広がった。
「……ジ」
漏れ出た声に、シライヤとアデルバード殿下が同時に「ジ?」と尋ね返してくる。
「ジ……、ジンジャークッキーというものをご存じですか? 生姜やシナモンなどのスパイスが効いていて、それでいて甘みもあり美味しいのですよ」
ほんの数秒だったろうが長く感じる沈黙が続いた後、アデルバード殿下は腕を組んで「ふむ……」と言ってから続けた。
「生姜のクッキーか。興味がある。スパイスの効いた甘みとはどんなものだろうな」
次にシライヤが顎へ手を置いて続ける。
「唐辛子程ではないが、生姜も好きだ。食べてみたい」
二人とも未知の味への興味で、今の争いは忘れたようだ。ホッと息をつくと、周囲の学生から感嘆の声が向けられた。
「どちらとも敵対することなく場を収めたぞ……!」
「さすがルドラン子爵令嬢。なんて華麗な切り抜けかしら!」
「やはり王太子殿下と現公爵のおそばに立つには、これくらいできる者でなければならないか……」
「度胸も必要なのでしょうね。私などきっと萎縮してしまうだけだわ」
いつまでも終わらない私への称賛に包まれながら、アデルバード殿下が全てのデザートを完食し、長かった食事の時間がようやく終わったのだった。
◇◇◇
「素晴らしい食事会だった。大げさにしてみせたことで、安易な気持ちで私の友人という立場を狙う者達も考えを改めるだろう」
「やっぱり大げさだったんですね」
放課後今日の成果を話し合う為、シライヤと私はアデルバード殿下の馬車で屋敷まで送ってもらうことになった。
「デザートを全て頼むなんて、本当に驚きましたよ」
「いや、大げさにしたのは毒見のことだが。食堂の温度を上げさせ、アイスクリームが溶けるまで待たせたところまでが演出だ」
「…………ソウデスカ」
極度の甘い物好きは、演出ではなかったと。
「それで? ジンジャークッキーはどこで手に入る。ルドラン子爵領か?」
「俺も気になる。シンシアはどこでジンジャークッキーを食べたんだ?」
「え゛っ゛」
確かジンジャークッキーは、前世で食べたような。少なくとも、この世界に産まれてからは一度も食べていないはずだ。まさか、この世界にジンジャークッキーない?
「えぇと……。どこだったかしら。すぐには思い出せませんが、思い出したらお店をご紹介いたしますね……」
こうなったら、ルドラン子爵領にある菓子屋と話をつけてジンジャークッキーを開発するしかない……。アイスクリームの新商品開発は後回しになりそうだ。発売時期に矛盾は生まれるだろうが、試作品を食べたのだということにすれば誤魔化せなくもないはず。
「そうか……。すぐに食べられないのは残念だが、記憶が戻るのを待つとしよう。唐辛子をかけたケーキは論外だが、生姜のクッキーは期待している」
アデルバード殿下がそう言った途端、シライヤが眉を寄せる。おっと……これはまずい。
「唐辛子の何が論外か解りませんが、あの赤さと刺激的な味を楽しめないのであれば、哀憐の情に堪えません」
「唐辛子を起案とした菓子であるならば試そうとも思えるが、完成されている菓子に唐辛子をかける心情は理解できんな」
「完成と思う料理を出すならば、調味料をカウンターには置かないはず。食す者が味を足すことで完成とする料理であるなら、俺の食べ方こそ完成形であるとは思わないのですか」
王太子殿下の馬車は、子爵家の馬車と比べて随分広く豪華ではあるが、今だけは狭く感じる。再び始まった言い合いをどう止めれば良いのか解らない。ジンジャークッキーはもう使えないし、正直、放っておいてもいい気がする。勝手にやってくれという気持ちの方が強い。
黙って状況を見守っていると、アデルバード殿下はふきだすように笑って言った。
「くだらない。……本当に、くだらない会話だ」
そうして、クツクツと一人で笑い続ける。シライヤの方も、満足しているような顔で黙って微笑んでいた。
なぜだろう。そんな二人を見ていると、私も頬が緩んでしまうのだ。
友人とは、くだらないことを言い合って笑い合える相手のことなのかもしれない。
友人初心者の私達は、こうやってゆっくり一つずつ発見していって、いつか本当の友人になるのだろう。
……ちょっと大変そうだなぁ、と思いながらも、その日が楽しみでもあって笑ってしまうのだった。
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