【スランプすぎて】気づいたら小さないかだの上に釣り竿1本でTS転生しました ~いかだが改造できるそうなので自分だけの楽園を作ります【失踪】
𠂤刕牡 梶海 猫部顧問
第1話見渡す限り海ってどゆこと?
周りを見渡す。
海だ。陸の一つも見えない360度全部海だ。足元を見ると木とペットボトルでできた2m四方くらいのいかだそして俺の手元には1本の釣り竿がある。
一体なんでこんなことになったんだ
1日前に戻ってみよう。
「おい
向こうから怒鳴ったような声が聞こえる。多分課長の
「課長、その資料がいったいどうしました?」「どうしただぁ? どうしたのこうしたもねえよ! てめぇ取引先どこか分かってこの資料作ったのか? ああ!?」
「え? どこって、確か大手のスモンテンですよね?」「分かっててこんな資料作ったってのか? ああ?」
「なんだこのデータの少ない資料はよお! てめぇいったろ! スモンテンはデータをちゃんととっとかねえと納得しねぇ堅物だってよお!」
江崎が俺の襟をつかんで壁に押し当てる。江崎は昔柔道をやっており紅白帯とやらまで行ったそうだ。調べると黒帯より上の階級であったことには今でもはっきり覚えてる。壁に押しつけられている背中が痛いな。
「も、申し訳ございません。い、今すぐデータを取りに行きます。」
「あ? 何言ってんだお前。もういらねぇよ。クビ。今日でもうお前クビ、な。あっもちろん自主退職ってことにしとくから。そこんとこよろしく。」
「そ、そんな。それはあまりにもひどすぎます。」「あ? なんか文句あんの?」
柔道の構えを見た俺は体が動かなくなった。なぜか? それは入社して間もないころだった。「入社したらしなきゃいけない。」と言われ俺は江崎に何十回、何百回と背負い投げをされて恐怖を植え付けられた。
「で? 文句あんのかって聞いてんの!」「あ、あり、ま・・・せん。」
またあの痛みが体中に流れることを思い出すと恐怖で反抗することはできなかった。
・・・これからどうしよう。
ダンボール一杯に詰め込まれた荷物を持ちながら俺はこれからの事を考えた。
高卒26歳の俺を雇ってくれるところなんてない。ならいっそのこと誰にもバレない場所で。・・・いや、だめだ。まずはやってみなきゃわからないからな。よし、そうと決まれば家に帰って支度をしないとな。
俺は歩き始めた。ダンボールで見えない正面を庇うようにゆっくりと。
その3秒後、俺は軽く10mは元居た場所と離れていた。先ほどまで持っていたダンボールは中身をばらまきぺしゃんこにつぶれている。
なにがおきたんだ? 体が動かない。視界の一部が赤色だ。クラクションの音がうるさいな。周りの人たちもなんでキャー・・・キャ⋯あと。
ここは? 空が青い。周りにビルも見えな・・・えっ!?
周り一面海!? 足元何この小さないかだ! 挙句の果てにここどこ? とりあえずスマホ・・・?
俺ってこんな肌白かったっけ?
!?
俺もしかして女になってる?
はあ!? 嘘だろ!?
・・・いや、でもこのいかだの上じゃあ女男関係なくないか?
とりあえずスマホを取り出そうとするがスマホがないと分かりもちろん絶望する。呆れて寝ようと思うがその時何かと手がぶつかった。
「これは・・・」
手がぶつかったのは奇麗で神々しい釣り竿だった。
「釣り⋯⋯やってみるか。やりかたわからないけど。」
とりあえず釣り竿のほかには何も無いようだったので疑似餌とかも何もなく釣り糸を垂らす。するとおよそ10秒ほどだろうか。どうせ時間がかかると思い寝ようとしたその時、釣り竿が大きく曲がった。
「嘘でしょ!? やばいやばい。」
俺は急いで釣り竿を取りリールをまわした。するとあまり力が入って無いはずなのに簡単にまわせた。
「えっ軽っ。簡単にリールがまわる。」
そしてそのまま釣りあがった。釣れたのは・・・
? 何この魚ぁ。消えた!?
『インベントリに魚Aが追加されました。その他木材を3つ入手。スキル《
突然聞こえた謎の声、その声に俺は驚きすぎたあまり海に飛び込んだ。
「わぷ。俺泳げない。まず。」
なんとかいかだの上に戻った。
『スキル《
また新しく謎の声が聞こえた。インベントリ? スイマー? ビルディング? 一体どういうことなんだぁ~。
◇■◇
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(傲慢なのは分かってるけど、、、お願いします)
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