『猫神(ねこがみ)!』シリーズ帳🗒️~REALITY&Lit.Link版~

新名 在理可/新名空猫/*ソラ*(^・×

第1話『命の代価は時給1800円?』(2023/10/19(木)Lit.Link投稿/元原稿は2021年11月9日(火)作成)

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『命の代価は時給1800円?』


(自作小説『猫神!(ねこがみ)』執筆用ネタ集めの一人リレー小説風エピソード群より。セリフ台本風に最低限、整えたバージョン)


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本編


ナレーション(新弥(あらや)):【エクストラバッジ=“未来の欠片”争奪戦の勝者の一人として『何でも願いを叶える』役の“猫憑き”で“猫神”の猫髪 司郎(ねこがみ しろう)に願いを叶えてもらった人物が、その願いの秘匿を望んだため、同じく勝者のもう一人であった奏良音(そらね)の願いを司郎が叶えたことになっているが。実際には奏良音(そらね)は、もう一人……一匹?……一柱の“猫神”である、ソラ男こと白髪 空郎(しらかみ そらお)に別枠で願いを聞いてもらったのだが。


それは、本当の願い(ソラ男と一緒に幸せになるとか)は自分で叶えるつもりだが、自分だけでは叶えられない理想を実現するためには……世界をより良い方向に変えるために、理想の形を探る試みに皆が協力してくれるよう、ある程度の強制力で要請できる立場になりたい=世界征服をしたい!というものだった。】


  □ ■ □


(何でも願いを叶える、願いを決めている最中の、願いを叶える係のソラ男と、願いを叶えてもらえる権利を勝ち取った奏良音(そらね)のシーン)


ソラ男:「……その願いを俺様が“猫神”として叶えられるかは、ひとまずは別として置いておいて。世界征服をしたら奏良音(そらね)は世界をどうするつもりなんだ?その内容によって願いをどういう形で叶えるか?のイメージの仕方……世界への干渉の仕方も変わるからな」


奏良音(そらね):「うーんとね、私は世界征服してもとりあえずは現状維持で、世界各国の体制とかその国の法律とかはそのままで。私が問題を見つけて改善策を思いついた時点で、その問題のところにその改善策を試してもらって、その効果を検証して。それを繰り返していくことで少しずつ世界を変えられたらって……」


ソラ男:「それは世界征服した世界の王として……神と言ってもいいかもな立場で都度命じる、ということか?」


奏良音(そらね):「んー、ちょっと違うかも?たとえば、身近なところでは日本の問題については、私が総理大臣になってその立場でできる問題解決に取り組むとか?ただし、現状では総理大臣になること自体が大変だし、なれてもやりたいことがそのままできるわけじゃなく、周りの意見に左右されてとかの障害があると思うけど。世界征服した者としてそこは融通してもらいたいけど、あくまでも形式上は、現在の体制でも“決意さえすれば”実現できることを試す形でやりたいの」


ソラ男:「“決意さえすれば”か……それは、それだけの責任を背負うということで、反対意見も多いだろうことを融通して通すということは、それが思うような結果が出なかった場合だけでなく、良い結果が出た場合でもその裏で割りを食う者が多く出るようなことだろう。その辺の補償とか、あと予算が足りなくてやりたくてもできないことは、“決意さえすれば”では済まないだろう?」


奏良音(そらね):「うー、そこは融通してもらいたいけど……」


ソラ男:「だったら初めから理想の形の実現を願うのじゃあダメか?といってもその場合は今の世界をいったん滅ぼして作り替えることになる……のか?」


奏良音(そらね):「それはダメ!それじゃあ……世界が変わることの意味が薄まるというか……現状から痛みを感じながらも模索して、方法を見つけて選択しないと。ただの夢物語で終わっちゃう。それじゃあ、本当には現実を変えられたと言えない……気がするよ?」


ソラ男(途中から『』囲んだ部分は新弥(あらや)):「……。痛みと言ってもなぁ。皆はできる限りそういうのは……そういう趣味のある人は別で……避けたい、感じたくないと思うのが普通だろう?『…………そういうことなら、“ソラ男が”何らかの代償を支払うことで割りを食った者たちや足りない予算などを補填されることにして、そのことに対する負い目の形で皆に痛みを感じてもらえばいいだろう?』」


奏良音(そらね):「ソラ男?!途中から、あなた誰?……もしかしてソラ男の中に居る新弥(あらや)?」


新弥(あらや):「そうだ。奏良音(そらね)、君の願いを叶えて、君のやりたいことの実現にソラ男が協力できる方法を提案するために“出てきた”」


奏良音(そらね):「そうなの?提案って?」


新弥(あらや):「それはお前の望む形での『世界征服をする』願いを叶えるのに必要な条件として、ソラ男の命……寿命を削る形で代償を支払うことで、足りない予算や割りを食った者たちへの補填……試みがうまく行くまでに減収になった者への減収分の補填だけでなく、試みの過程で死傷者が出た場合の補償など……を円換算した上で、ソラ男の実際の職業上の時給ではなく命の時給を決めて、それを元に秒単位で補填や補償に必要な金額分のソラ男の寿命が削られることで、そのお金が出てくるシステムを含める、というものだ」


奏良音(そらね):「そんなことしたら、ソラ男はあっという間に寿命を使い尽くされて死んじゃうよ!」


新弥(あらや):「ソラ男は、もう一人の“猫神”の司郎(しろう)が世界を変えうる力を手にした直後によく考えもせず、世界を何度もやり直しできるだけの力を使ってソラ男の亡くなった両親が死なない運命になるようにと過去を変えようとして“失敗”を繰り返したことで……ソラ男がその回数分生まれ直したのと同等の効果を得て“残機”が増えている。

その上、ソラ男は余剰でなった“猫神”で、そのイメージはまだ限定されていないから、望めばその寿命は人の寿命を遥かに越えた存在になることもできる。それこそ永遠の、無限の命を持つことも可能だろう。

だがそれでも“猫神”を生み出した世界の寿命を越えることは、世界の寿命が尽きる前に世界を滅ぼす存在の魔王になって次の世界を生み出すまで永遠を生き続けるものになる場合を除いて、できない。その点では有限ではあるので、チート設定といえども代償を支払い続けていけば寿命が尽きて死ぬ可能性という痛みの要素はあるから……」


奏良音(そらね):「つまり?ソラ男はどうなるの?」


新弥(あらや):「普通の人間のようには簡単には死なないが、油断して代償を支払い過ぎると想定よりずっと早くに死ぬ可能性もある、ということだ」


奏良音(そらね):「……ソラ男の寿命を削ることでお金で補填されるということだけど、そのお金はどこから出てくるの?お金が世の中に出回りすぎるとそれはそれで良くないことになるから、通貨を増刷したりは制限かけてるわけでしょ?」


新弥(あらや):「そうだな。実際には、奏良音(そらね)のやることに皆が投資する形で、追加で国家予算が組まれて、その財源は国債発行でまかなわれて。投資の成果がでない、もしくは成果が出てもそれがお金に換算してでは回収できない場合の、国債の償還の補償となるアテはソラ男からの徴収で。だが通常はそんなのをソラ男個人が支払えるわけもないが。

そこはソラ男が労働で支払う形で……ただしその必要な金額分の労働時間分を実際に費やす代わりに寿命が削られる形にするわけだ。もし実際に労働で支払う場合はそれこそ命を削るような過酷な状況だろうから、寿命が削られるのは妥当な代償といえるだろう」


奏良音(そらね):「??実際にソラ男が労働したわけでなく、お金が生まれるの?どうやって?」


新弥(あらや):「そこは……最初にこれを言ってしまうのは君が安易に行動を起こしてしまいかねないからやめておこう。そこに関しては突っ込みはなしだ。

(“猫神”の奇跡の力で、奏良音(そらね)の試みの副産物として、税収アップになったり、国が行っている事業での収益が増えるとか。

まぁ、普通に国債の追加発行がされる形だろうが。

本来の試みの方で失敗があっても、その補填に必要な分の“幸運”が起きると奏良音(そらね)が知ってしまったら、奏良音(そらね)の試みの選定が雑になって、ソラ男の寿命がたとえ無限に近くあっても足りなくなる!)」


奏良音(そらね):「でもそんなフワフワした感じだと、皆深く考えなくなっちゃって、私の望む痛みは皆感じてくれなさそう」


新弥(あらや):「君が世界征服をしたりこの国の総理大臣になって無茶振りを発揮できてしまう願いの結果の未来像は、荒唐無稽だが。それゆえにそれが起きてしまっている状況でなら、ソラ男が代償を支払って成り立つことを信じるものもいるかもしれない。そこに緊張感、切迫感を出したいなら……」


  □ ■ □


(そう遠くはない未来、“猫神”の力で願いを叶えてもらって世界征服王となった奏良音(そらね)の支配下でありながら、奏良音(そらね)の意向で基本的に各国の体制は維持された、現在の世界の延長線上にて。

日本で最年少女性総理大臣になった奏良音(そらね)の、所信表明演説の場面)


奏良音(そらね):「……というわけで。私はまず最低賃金の時給1800円の実現を目指します。なぜ2000円ではなく1800円かというと、2秒あたり端数なしの1円で計算がしやすいからです。

私の掲げる政策を押し進める上で発生する損失について、金銭で換算した場合の補填を自らの寿命を削ることで保証してくれる存在がいてくれますが、その人の削られる寿命の基準が、2秒あたりで1円、1時間削ることで1800円分の補填となっていることを、皆さんにも身近に感じてもらえるという狙いもあります。

その計算で補填がされると、この先様々な政策を挙げる予定で、それには誰かしら不都合な部分も含まれての損失も生じることが予測できるので、“彼”の寿命はあっという間に尽きてしまうでしょう。

ですが少し安心してください。“彼”は私や親しい知人の多くや自分の子供や孫や曾孫が先に寿命で亡くなっても一人生き残り続けることも覚悟の上で、無限と言っていい寿命を“猫神”によって与えられています。

けれどそれでも予想以上の勢いで寿命が削られて想定外の早さで、私の生きているうちに私を残して寿命で死んでしまう可能性もあるにはあるのです。

私は私にとってかけ替えのない大切な存在である“彼”の寿命を、命を無駄遣いしてそんなことになってしまうことは本意ではありません。

ですから私がこの先掲げる政策や提案はケレン味のあるような、あるいは常識を疑うようなものであったとしても、けしてふざけているのではなく真剣に考えた結果であります。

それらのことは常識的にはあり得ない、信じることはできないとお思いの方は多いでしょう。信じてもらえたとして、そんな補償の前提で実行すべきではないとお叱りもあるでしょう。

ですが私がこの場に総理大臣として立っている時点で、もうおとぎ話のような荒唐無稽な事態が現実に起きているのです。

そしてそのことで皆さんに考えていただきたいのは、それくらいしないと本当にこの日本は、この世界は変われないのか?ということなのです」


※※これはあくまでもフィクションである上、フィクション上での仮定でのお話です※※


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『命の代価は時給1800円?』の登場人物紹介


■ソラ男……1989年3月6日生まれの青年で、本名は白髪 空郎(しらかみ そらお)。前髪がアシメントリーの白髪で、瞳孔は濃い色で虹彩が非常に薄い灰色系(銀色)で境界が白目と同化して見えることで、パッと見三白眼に見えるのと、常に寝不足のように目に濃いクマがあること。(アバターでの再現上は右目だけど。本当は)左目にスパッと切れたような縦線状の傷痕があって、怖い顔。だけどよく見ると類稀(たぐいまれ)な綺麗な顔立ちをしている(幼少時は天使のような可愛さだったのが、いつの間にか怖い顔の印象という残念仕様)。

猫髪探偵事務所所属の探偵。従兄で所長の猫髪 司郎(ねこがみ しろう)がこの“9回目の世界”の“猫神(ねこがみ)”であるはずだったが。ソラ男こそが“9代目猫神魔王”の資格者で、余剰でスペアで“猫神”になったのではなく、司郎の方が矢面に立っての盾役としてスペアで“猫神”になったとかの経緯があるものの。なぜかソラ男の方が不運にも悉(ことごと)くトラブルに巻き込まれて痛い目に遭い続けているという……不幸体質であり、ヒーロー役というよりヒロイン役が似合っている?!

色々ありつつ覚悟して2024年3月6日の35歳になって、17歳になった奏良音(そらね)との合同誕生日会で、奏良音(そらね)にプロポーズして婚約し、翌年に奏良音(そらね)が18歳になって成人後、桜の咲く季節に自分の実家(正確には本家になる従兄の司郎の実家)の猫髪神社で式を挙げて結婚。奏良音(そらね)が最年少女性総理大臣になった時には、その私設秘書(奏良音(そらね)のとんでも行動の抑え役兼、補填係)になる予定。

2020年11月11日に時雨(しぐれ)雨の中、記憶を失った状態で何かに導かれるかのように、奏良音(そらね)の住む屋敷の前まで辿り着き、奏良音(そらね)に拾われたことで、この物語は始まった……。


■奏良音(そらね)……2007年3月6日生まれの少女で、本名は水髪 奏良音(みかみ そらね)。夢見るような青い瞳と、水色のロングウェーブの美少女。

現実的な色だと青みがかった銀髪で、母親は黒髪(アニメ的カラーだと青髪)で父親は地毛は茶髪(同じく茶髪)で、奏良音(そらね)の髪の色はアルビノでもなければ無理があるのでは……というのが、この物語の初期で考えた結末のオチに繋がる引っかけの一要素になっている。またそれとは別に、ある段階までの未来の世界の存続を保証している存在だが、それは同時に奏良音(そらね)をどうかすれば未来が変わるだけでなく現在の世界も無かったことになってしまうかもしれない存在でもあり、取り扱い要注意である。

そのため自分の身は自分で守れるようにという母親からの教えで、母親が雇った忍び一族の頭領の指導を受けて、護身術の域を超えて自分に危害を加える相手は身一つでも倒せるレベルに鍛えられている、らしいが。ソラ男が学校の気安い同級生役を兼ねた護衛役(表向き。実際は影から忍び一族の数人が交代で常に護衛についている)として雇われている。

両親が未成年同士で、当人たちは愛し合っていたものの世間体を盾に引き裂かれて結婚できないまま生まれた。母親の実家はお金持ちで母親自身も奏良音(そらね)を生んでから努力して財産を築いたため、非常に裕福な家で育ったが。2021年4月から、実父が理事長兼学園長に就任した学園の中等部3年に編入するまで、学校に通わず、屋敷からも最低限しか外出もしない引きこもり生活をしていた。

それは将来的にも生活を心配せずニートでいられるため、14歳時点で「将来も引きこもり続けて(ニートの定義に当てはまる)満15歳になれば、ニートのホープになる」として一方的にニートをこじらせて〈ニート・ソサエティ〉を立ち上げた人物によって憧れの対象にされていたが、15歳を目前にあっさりと学校に通うことになって逆恨みされたこともある(のちに和解している)。

人との関わりが制限されていたため世間知らずで、ネットからや本での知識はそれなりにあるものの、空気をあまり読まない行動で周囲をヒヤヒヤさせる一方で、それが助けになっている部分もある、ヒロイン役でありながらヒーロー役を救っていて、ソラ男にとって守るべき対象でありながらヒーロー的存在?!

実は両親とソラ男は昔の友人同士で、ソラ男は奏良音(そらね)が生まれてこれるように協力している(そしてその際、痛い目に遭っている)。

予定では2023年7月以降の年内に、何でも願いを叶えてもらえる権利を得られるエクストラバッジ争奪戦に決着がついて(ラストダンジョンが出現して、願いの間(ま)を探しだして一番に辿り着けたら勝利の大チャンス!キャンペーンで)、世界征服王になるはずだったがストーリーは停滞中。

ソラ男と結婚する年に、総理大臣になるための勉強をするため大学に進学するが、在学中に第一子として新弥(あらや)の転生体を生む予定。

その後、「世界征服完了新党(仮)」の党首として国会議員(衆院議員)に出馬して当選、総理大臣に立候補して最年少で就任する予定。

2020年11月11日の時雨(しぐれ)雨の中、自分の屋敷の前に疲れて座り込んでいたソラ男を見つけて声をかけ、夕飯に誘ったことで、この物語が始まった……。


■新弥(あらや)……ソラ男の中に居候している別人各の魂で、前の“8回目の世界”で享年37歳だったのに準じたアラフォーながら非常に美形の8代目猫神魔王、猫髪 新弥(ねこがみ あらや)。“8回目の世界”を滅ぼしてこの“9回目の世界”に再構成した張本人で、“この世界”の実質的な創造主。

ソラ男が2020年7月16日の「世界の存続と滅亡を考える日」に実家の地で両親の墓参りをしていたところを謎の男たちに拉致され、本部のある国に運ばれて拷問を受けて意識を手放した時に、“今の世界の存続を望むなら呼び覚ましてはいけない魔王”が目覚めたのを抑え込むため、ソラ男の人格と交代で出てきて、拷問役に世界を滅ぼしかけた罰としてのお仕置きしている。

その後、ソラ男を拉致した組織が信奉する魔王同然の待遇をされて、そこでの必然的偶然の出会いでナノマシン『ケサランパサラン』の開発に携わり、その過程で不意に意識を取り戻したソラ男が、“今は選べない未来”を垣間見て、一度その記憶を消してしまいたい、でも自分を受け入れてくれた場所に、みんなのところに帰りたい!と願ったことで……自分が拉致される前まで住んでいて、奏良音(そらね)の家もある街に奇跡の力が働いて、記憶喪失状態で帰りつくことになる。

その後もソラ男の中に居候していて、もう一人ソラ男の中にいる、“この世界”が9回やり直している元凶の一人で、何度やり直しても両親が死に追いやられる運命の世界を恨んでいて、“失敗”判定を待たずしても隙あらば滅ぼそうとしている、初代猫神魔王の猫髪 玲郎(れお)をソラ男のなかで監視し、眠らせ続けている抑え役。

ナノマシン『ケサランパサラン』のモデルにした、“この世界”を構成する粒子を2種類に分類したものの化身的存在、ケサラン・パサランを僕(しもべ)として自在に操る一方で、ケサラン・パサランをこよなく愛しており、年齢=特定の恋人ができず、運命を感じた相手には悉(ことごと)く別の運命の相手がいて振られるか、自ら諦めざるを得なかったり、世界が滅びかけた原因を作りながらその責任を猫神魔王である自分に投げ出す者たちばかりのような、このくだらないことばかりの世界も、愛おしいケサラン・パサランで構成されてると思えば、滅ぼさずにおこうと思える(前の世界を滅ぼしたのは、そうしないとやり直しも不可能になってしまう可能性があったため)という、……よくよく考えると新弥(あらや)は新弥(あらや)で色々な意味で危ない人……魔王で、それをソラ男が抑え込んでいる形になっている。

ソラ男と奏良音(そらね)の結婚後、二人の間の第一子として転生予定。前世の記憶を持ちながらも、甘えん坊新弥(あらや)君として両親と最愛の恋人候補の“透子(とうこ)”(野良ナノマシン『ケサランパサラン』の集合体な綿白魂(わたしらたま)たちが、ソラ男が呪いで女性化した時の姿をベースに擬態しているのが、新弥(あらや)の好みに合致したのと、ナノマシンのモデルの方のケサラン・パサランの意思が宿っているため)に、甘えまくって前世で不足した幸せを享受する予定。


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※※※※これらの設定は、何もないところから、メインキャラの名前を決めるところから始めて、約3年ほどかけての日々の思いつき設定やエピソードを重ねて行くなかで形作られたものです。

物語の一応の結末部分は初期の段階で決めてあるものの、そこに至るまでのエピソードはフリー状態で、必要に応じた登場人物含む追加設定で、世界が9回繰り返してる、みたいな世界観の根幹に関わる重要設定までが、現在進行形で作られているのが『猫神!』という物語になります※※※※


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