タヌキングの青春ソング三選

タヌキング

青春ソング三選

タヌキングの青春時代。色恋とはほぼ無縁だったが、ウノや大富豪をしながら仲間たちと楽しく過ごしてした。

そんなタヌキングの青春時代を彩った歌を三選ピックアップして紹介していく。



【このまま君だけを奪い去りたい】DEEN


この曲は読者の皆様も名前ぐらい聞いたことがあるのでは無いだろうか?

90年代に大ヒットしたDEENの有名曲である。

この曲が発売された頃、タヌキングは小学生。

なんだ?それなら青春ソングではないではないか?とお思いになる人もいるかもしれないが、人の話は最後まで聞くものである。

何故この曲を青春ソングなのかといえば、タヌキングが初めて買ったCDだからだ。


小さい頃から親とドライブに行くと、カーステレオからB'z、イエモン、ZARD等の有名バンドやシンガーの歌が流れており、その中でもタヌキングのお気に入りはDEENの歌であった。

優しくて耳心地のいい声に魅了され、すっかりDEENファンになった私。

そんな私が【このまま君だけを奪い去りたい】がリメイクでCD化されると聞けば、買うことに使命感すら覚えるのは当然のことであった。

【このまま君だけを奪い去りたい】一度は言ってみたいフレーズだねぇ。

ちなみにこの曲の作曲家は織田哲郎さんといい、ロボットアニメ装甲騎兵ボトムズOP【炎のさだめ】を歌っているTETSUさんであることを知るのはCDを買った10年以上先の話である。



【変わらないもの】 奥華子


私がアニメ映画の【時をかける少女】を好きと前にも何処かで書いたことがあるが、【変わらないもの】はそのアニメ映画の挿入歌である。

ここで同じく奥華子さんが歌う主題歌の【ガーネット】を選ばないのは、別に通ぶりたいわけではない。【ガーネット】も素晴らしい曲であるし、【時をかける少女】の世界観にマッチしている。

私が【変わらないもの】の方を青春ソングとして上げたのは、挿入歌の掛かるタイミング込みでのことだ。

劇中でこの曲が掛かるタイミングが神がかっていて、主人公の真琴(まこと)が友達のチアキの為に最後のタイムリープをしようとするところから始まる。

前奏の音楽が小気味よく聞こえてきて、そこからタイムリープに入り聞こえてくる奥華子さんの甘くて切ない声、画面には真琴と功介、そしてチアキの三人の思い出の場面が走馬灯のように流れる。

映像、音楽共に素晴らしく、そのシーンは高校生の私に多大な影響を与えた。

マジでエモい。

そんな私が【ガーネット】【変わらないもの】の入った奥華子さんのアルバムを買ったのは言うまでもないだろう。


【友達の詩】 中村中


高校時代に耳に入ってきたこの歌に衝撃を受けたタヌキング。更に母からこの曲を歌っているのは男の人だと聞いた時はビックリして30センチくらいその場を飛び跳ねた気がする。

中村中さんは性同一性障害の男性シンガーであり、テレビでもその特集が組まれた。

だが男だの女だの、そんなことはどうでもよく、この【友達の詩】は本当に素晴らしい。高校時代の私はこの歌を聴きに聞いて、修学旅行先の寝る時間にもイヤホンで聞いていて、友達から「音漏れがうるさい!!」とガチギレされたぐらいである。


「手を繋ぐくらいで良い、並んで歩くくらいで良い、それすら危ういから、大切な人は友達くらいで良い。」なんとも儚げで繊細な心を現した歌詞だろうか?中村中さんの歌唱力を相まって、この曲を聴くたびに私は泣きたくなる。

【友達の詩】は中村中さんの青春時代の苦いて辛い同性に対する恋の経験談が元になっているそうだが、その経験が無ければこの曲が生まれなかったと思えば何とも複雑な気持ちになる。

いつもアニソンばかり歌っている私だが、この曲は歌いたくなり熱唱してしまう。

知らない人は是非聞いてみて欲しい。特に女性の心には刺さるのでは無いだろうか?



さて、青春ソング三選の紹介が終わったのだが、若者向けのヒップホップや流行歌が無いのは何とも私らしいと自分でも笑ってしまう。

宜しければ皆さんの青春ソングも感想等で教えてくれると嬉しいと思う。

それではタヌキングでした。



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