第16話 建築バブルがやって来た!

 三島由紀夫大先生によれば、小説というのは土の上に建築物をつくる行為。

 それから言うなら、小説だけでなくエッセイやノンフィクションなんかにしても同じことが言えるでしょう。

 ビルかマンションか、一軒家か、はたまた店舗かはともあれ、ね。


 私はこの数カ月、自己出版の本づくりに忙しく小説や文章を書く時間があまりなかったのですが、詩作だけは継続しておりました。

 この詩作というのは、空中に楼閣を作るようなものだとのこと。


 さて、自己出版のノルマも達成し、来年に向けてかれこれ自らの業務の検証をしておりましたところ、そろそろ小説の続きを書いてみようということに。

 試しに書いてみようと思って、書きだすと、あら不思議。

 以前よりすらすらと書けるようになっていることが、肌身でわかります。

 そこで、数日分のストックも書いておき、さらにまだ余力が。


 ふと思い立ち、この3か月間で10冊の本を出した記録をまとめることに。

 いずれ出版します。

 一種のビジネス本みたいなものにする予定です。


 一つ別のことをした後は、どういうわけか、さらに書けるようになっています。

 これ、三島由紀夫さんの定義からすれば、こうなりゃしないか?

建築ラッシュ状態到来。もう少し勢いをつけていけば、まさに、


建築バブル到来!


 しかもこのバブル、崩壊することはないです。

 できた文章は、そのまま作品として残り続けるからね。

 これぞ、作家の拡大再生産への第一歩! ってか?

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