バレエ用語集【た行】
【た】
〇タランテラ
イタリア、ナポリの舞曲。三分の八拍子または六分の八拍子のテンポの速い舞曲。
〇ダンス・キャラクテール
民族的な要素を含む踊りをキャラクター・ダンス(ダンス・キャラクテール)という。
⇔ダンスール・ノーブル:王女、王子など気品ある役柄の踊り。
〇ダンスール・ノーブル
王女、王子など気品ある役柄の踊り。これに対し作品上、民族的な要素を含む踊りをキャラクター・ダンス(ダンス・キャラクテール)という。
『白鳥の湖』の『道化』や『くるみ割り人形』の一幕の『ハレルキン』『コロンビーヌ』『ムーア人』の三体の人形の踊り『ラ・バヤデール』の『ブロンズの像の踊り』はキャラクターダンスとも少し違うようだ。
〇タンデュ
右足前の五番ポジションから前に重ねた右足を、前、右、後ろの順番に床を滑らせるように動かす。前に動かすとき右足を外に回転させる意識で、膝を曲げず、踝を張り出すようにつま先が床から離れないところまで前に伸ばし戻す。戻すときも外に回転させる意識で膝が曲がらないように足先の小指の方から返ってくる意識。横の時は返ってきた足を軸足の後ろに収め、後ろのタンデュ。
すべての動きの中で重心は軸足の左足に乗っていることを感じ、バーを持っている左手を放しても体がグラつかないことが大切。
【ち】
〇チェレスター
アップライトピアノのような形の楽器。ピアノは鍵盤を弾くと中のハンマーが金属製の弦をを叩いて音を出す仕組みになっているが、チェレスターはハンマーが金属の板を叩く。指で鉄琴を弾いているような感じ。幻想的でオルゴールのような音色を奏でる。
バレエ『くるみ割り人形』の中では『金平糖の精』の演奏で使われる楽器。
〇チュチュ
バレエの女性の衣装。スカートにチュール素材を使った衣装。クラシック・チュチュとロマンティック・チュチュがある。
◇クラシック・チュチュ
スカートが横に丸く広がったチュチュ。バレリーナの足を使ったテクニックを美しく見せるため、また踊りやすくすることを可能にした衣装。グラン・フェッテなど高度なテクニックを美しく見せることができる。
『くるみ割り人形』『白鳥の湖』や『眠らる森の美女』の主役の衣装はクラシック・チュチュである。なかでも『白鳥の湖』の白鳥は全員、白のクラシック・チュチュで踊る。
◇ロマンティック・チュチュ
バレリーナの衣装として有名なチュチュ。ウェディングドレスのようにふわっとした形のスカートのチュチュをロマンティックチュチュという。チュール素材で作られたスカートで裾丈は膝と踝の間くらいで優雅な踊りを表現する。
『ジゼル』『ラ・シルフィード』『レ・シルフィード』などの衣装として使われる。
【て】
〇ディベルティスマン
余興などを意味する言葉。バレエでは『白鳥の湖』第三幕や『眠れる森の美女』の第三幕『くるみ割り人形』の第二幕に見られる。民族舞踊などがメドレーとして踊られる部分。
〇ディベロッペ
「発展する」という意味。バレエの足を上げる動きで、右足を上げる場合、右足の膝を曲げたまま、右足のつま先を軸足の左足に沿わせるように左足の膝辺りまで上げてくる。その後、右足の足先を遠くへ意識しながら膝を伸ばす。
〇デガジェ
この動きは動きとしてはジュテと同じような動きだがデガジェは足を浮かせた四十五度くらいの位置まで上げて止めるが、足をその位置まで引き伸ばすような意識。そして元に戻す。
ジュテはその位置までシュッと上げて止める意識。イメージとしてデガジェは歩く時、足を出す感じ。ジュテはジャンプの前の動きというイメージ。
〇デリエール
後ろ
【と】
〇ドゥバン
前
〇トゥール・ド・ラン(バレル・ロール・ターン)
舞台を大きく円を描きながらジャンプする跳躍の一つ。前に振り上げる足は膝を伸ばして振り上げる。後ろの足はアチチュード(膝を曲げた状態)でジャンプする。この時、体は舞台で移動する円軌道の中央方向にやや傾けた状態で連続ジャンプする。
〇トンベ
足を一歩踏み出すように移動する動き。右足を四十五度くらいの高さに出し。その右足に体重移動。その時、左足は膝を伸ばすようにして移動する動き。
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