魔神龍と屍人形の出会いと運命の話

@007371

第0話【始まり】

俺は夜月龍牙(よつきりゅうが)18だ、俺には病のかかった妹と、親とで4人家族だ。


「お兄ちゃん♪今日のお兄ちゃんもかっこいいぃー✨」


「やめろよ恥ずかしい…」


「えーなんでよー!」


俺の妹の名はなぎさ、おれの1個下だ。


「今日もお見舞いに来てくれたの?嬉しぃー✨私、かん!げき!!」


「おいおい笑大袈裟だなぁ笑」


「最近どう?上手くいってる?」


「お…おう、上手くいってるぜ!」


嘘だ……だが…妹に心配は……掛けたくないから、俺は嘘をついた、本当は上手くいってない…学校も…家族のことも……


「そっか♪良かったぁ…お兄ちゃん、私がいないとな〜んにもできないもんね♪」


「ちげぇしwまぁ元気そうで良かったわ」


「…うん♪このとうり!めっちゃ元気だよー♪だから、安心してね♪」


「あぁ、じゃあ俺そろそろ行くわ」


「あ……うん、またね♪」


「またな♪」


「……まっ!!」


「ん?」


「…………なんでもない、じゃあね♪」


「そうか…じゃあな♪」


去り際になにか言いたそうだったが、時間も無いし、何も聞かずに帰ってしまった…思えば、あの時、聞いてあげた方が、良かったと……後悔してしまった。


「ただいまー」


…………家族からの返事は来ない…今は出掛けてるようだ…俺はそのまま部屋へ行こうとした…その時、電話が鳴った。


「はい、もしもし…」


出てみると、病院からだった…俺は先生から告げられたことに固まった…


「なぎささんの状態が!!とにかく今すぐ病院へ!!」


「ッ……?!」


なにかなぎさにあった…頭がぐるぐるしてて考えれなかった、ただ、無我夢中で走って、病院へ向かった。


「なぎさ!!!」


ドン!!っと勢いよく扉を開ける。


「先生!!なぎさは!!」


「状態が悪化している……今すぐ手術室へ!!」


なぎさが先生によって運ばれる……


「俺のせいだ…俺があの時…ッ……」


数十分後


先生が、手術室から出てきた。


「先生ッ…なぎさは…」


「…………残念ですが…」


「そんなッ……なぎさ…」


その後親が来て、先生が事の説明をする。

皆沈黙する。

それからとういうもの、葬式を終え、家に帰った…その時からだ…俺の全てが狂い始めたのは…。


「あんたのせいだ…あんたのせいであんな事に、あんたなんか……生まれて来なければ良かった……」


そんな事を言われたり、暴力などが多くなった…でも…妹が死んだから、妹のせいでなんて思いたくなかった…

だから必死に同意し、いつしか自分を責めるようになった…


「もう…死んでもいいや……」


俺はあてもなく家を出て歩いた。


このままのたれ死にたい…

そんな思いを持って……でもそんな時、俺の前に、黒い服を着た人が現れた。


「君…死ぬつもり?」


「……だったらどうだってんだよ…」


「なら…君に色々とプレゼントをしよう」


「プレゼント?どういう事だ…」


「龍牙よ…君はいずれ、必ず大事な人に会う…自分にとって1番大切で…とっても大事な…そんな人に……」


「大事な人?俺に?それってどういう…」


「ここへ向かいなさい……君の運命…どうなるか、楽しみにしているよ…」


そう言われ、黒い人は消えてった、一体なんだったんだろうか、全く分からない。

そして、渡された、1枚の紙を見てみると…


「これは…地図……ここへ行けって…言ってたよな……」


どうせ死ぬ予定だった…けど、宛もないし、どうせなら、知り合いがいないとこがいい。

興味もあるしな…

そう思い、目的地へ行く……。

そこから、龍牙は変わっていく。

錆び付いた歯車が…少しづつ…動いていく…。



「……ここか…」


第0話【始まり】終


━━━━━━━━━━━━━━━

初めての投稿作品なんで…上手くできているか…

良ければ、正直なご感想とアドバイスをくださいm(_ _)m

よろしくお願いいたします!!!

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