道を開くさ

鈴乱

第1話


 君の好きなものが、道を開く。


 君が大事なものが、道を開く。


 君を救ってくれたものが、君の新たな道を開く。



 いいじゃないか。人と違ったって。

 いいじゃないか。自分が愛せると思ったなら。


 いいんだよ。


 いいんだ。


 それが、君なんだから。


 

 さぁ、思い出して。


 君を、思い出して。


 純粋に、ただ純粋に『何か』を想っていたあの頃を。


 そこに、飾り気のない、率直で素直な君がいる。


 大人になると、ついつい忘れがちだけどさ。

 結局、大人だって、子どもだった君が成長した姿なだけ。


 愛してこう。


 ただ純粋に。

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道を開くさ 鈴乱 @sorazome

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