応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 五品目「炒飯」花音sideへの応援コメント

    「百合」「GL」というタグを見かけて、「秋冬さんの百合小説!?」となり、読ませていただきました。これを読んで(同性愛の描写などの)創作の糧にしよう、という意図があったのも事実でした。しかし、その望みはあっけなく打ち破られることとなりました。

    秋冬さんの小説にはファンタジーと純文学が融合した柔らかな香りのイメージがあったのですが、このような愛と可愛さと幸せに満ち溢れた女の子同士の作品も書かれるんですね……。幾重にも創作の幅を横断する作風に驚かされます。

    二人で協力してトラブルを解決していく様子や、最後の二人の愛らしいやりとりに魅せられました。物語の細部においては、かのんの仕事の設定やその近くで生じる日常的な会話のやり取りがすごくリアルで、私もこのような小説を書きたいと心から思えました。ただ、この作風は秋冬さんにしか実現できないことも直感的にわかってしまい、素直にそれは諦めました笑。

    また、次第に変わっていってしまう創作への姿勢に関する文章に共感を禁じ得ず、この小説から私は大切なことを教わった気がします。

    拙い感想で申し訳ありません。心に響きました。素敵な作品を書いていただきありがとうございました。

    作者からの返信

     素敵な応援コメントありがとうございます。
     私は元々、ラブコメを主に書いていました。処女作は8万文字の学園ラブコメで、2作目も10万文字の同居ラブコメでした(とても世に出せるクオリティではないので現在は非公開にしています)。ですから、今作のような物語が、実は私の原点だったりするのです。作中の那月のように、好きなものを見つめて紡げたことが、とても誇らしいです。
     しかし、カクヨム甲子園のために作風を一変させ、今では専らファンタジーを書いています。そちらの作風も気に入っているので「ファンタジーと純文学が融合した柔らかな香りのイメージがあった」と言っていただけて、空が晴れたような嬉しさを感じております。
     私は非日常を書くことが多いため、設定やキャラクターといったディティールの部分は、実際に体験したことや、出会った人間をモデルにすることがほとんどです。今作も、たまご料理を実際に作り、女性職員の多い福祉職のバイトをし、友達のパンツ内でたまごを潰し、と様々な実験から作り上げました。作品の細部まで楽しんでいただけたことが、なによりも嬉しいです。

     創作をしていると、たまに自身がどこを歩いているのか、なにに向かっているのか、わからなくなるときもありますが、そんな日々も愛おしく抱えて、お互い執筆していきましょう。三嶋さんの筆が描く世界も、楽しみにしております。

  • 五品目「炒飯」花音sideへの応援コメント

    プロ作家のお話には「売れない作家」がよく登場する印象ですが、WEB小説で「小説家志望。最初に奨励賞をもらって頑張れば報われると思ったけど上手くいかなくて挫折」というのもリアリティーを感じました。
    「実際に小説を書いているときは、砂の塔を建てている気分なのに、できあがるとそれは、いつもゴミの山だった。」は私を含めて多くのWEB作家が共感されるのではないでしょうか。

    えっと。感想って難しいですね。言いたいけれどストーリーに触れるとネタバレしてしまいますし。私はドキっとしてほっとしました。面白かったです。

    作者からの返信

    読んでいただきありがとうございます。
    カクヨムを眺めていると、創作論を語るようなエッセイが流れてくることがあります。それを見て「web作家が集まる媒体だから、共感が得やすい」と感じたのが、この作品に「売れない作家」を登場させるきっかけとなりました。少なからず、春待ち木陰さんに共感していただけて嬉しいです。

    ネタバレにも気を付けていただきありがとうございます。ラストは、ほっとさせようと書いていましたので、とても嬉しいです。ありがとうございました。

    編集済