第4話
じっと、浮いている?卵を観察する。
色は白に金の模様が入ったイースターエッグのようなもので、形と言い大きさと言い...まぁ大きいなと思う程度の物だ。
実際イースター中に街にあっても気付かない自信がある。それぐらい作り物めいている。
「これをかえしゃいいのかな?思った以上にデカいけど.....うん、持てそうだ。」
抱えてみると案外しっかりとした重さがある。
流石に二つは持って歩けないので1つづつ下の階のソファーへと運ぶ。
基本、下の方が安全な気がするからだ。
「これ、温めたらかえるのか??わかんねぇな....マジで。」
まあ、それでかえったらかえったでなんとも言えない気持ちになるが。仕方ない。
クッションで卵を覆い、本棚を物色してみる。
「んーと??医療に魔法....植物図鑑にこれは.....なんの専門書だよ。分厚いな??六法全書並じゃねえか。人殺せるぞコレで」
分厚い本のタイトルは「取り扱い説明書」
「おう、一応神様であって子供であるのにこれはどう言う心構えだ???は??不敬オブ不敬だが。」
神様を道具扱いしてるのは無いわ.....食事の事を餌って言うな
この六法全書(仮)で殴るぞ???
「まぁ、ここに居ない奴にキレても仕方ねぇか。かえしかたは......うん、MPの消費か。それとやっぱし温めが必要と。」
なら、温めながらコレ《六法全書》を読んどけば良いな。
「ゆっくり、お前らのペースに合わせるからな。」
以前、母がお腹の子は音が聞こえてるとか言ってた気がする。
決して、独り言では無い!!!決して!
ただ、この子達が無事に産まれて来るように祈るだけだ。
言葉には魂が宿るからな。
「さて......読むぞー」
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気まぐれ更新です、申し訳ございませんm(_ _)m
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