【諸般の事情により本番描写控えめ】2023MotoGP日本グランプリ観戦記

飛鳥つばさ

一度は二輪を観てみたい

 少々遅レスになってしまいましたが、去る10月1日に、モビリティリゾートもてぎにMotoGP日本グランプリを観戦してきました。

 実は私、各種モータースポーツ生観戦の経験はそこそこあれど、二輪のレースを観るのはこれが初めて。いつかMotoGPや鈴鹿8耐を観に行きたいとは思っていたのですが、MotoGPはF1と日程近いし、鈴鹿8耐は鈴鹿1000kmと日程近いし、JSBはちょっとレベル低いかなーという感じで、なかなか機会を得られずにいたのです。

 今年ちょっと社会的なしがらみがいろいろあって、時間と資金の双方に多少余裕ができたので、富士6時間と近い日程ですがえいやっ! と現地に跳んでみました。

 これで鈴鹿8耐をクリアすれば、あとカバーできていないのはWRCくらいですかね? これこそ自前のクルマが必要だなあ。まあそのへんも社会的なしがらみの関係でなんとかできそうなので、ちょっと来年以降狙ってみます。

 あ、ちなみに来年3月のFormula Eはバッチリ観戦予定です(笑)。


 当日、電車(新幹線)に乗って宇都宮までは雨模様。けっこうガッツリ振ってるなあ。レースに影響でなきゃいいんですが……と心配しながらのもてぎへのバスの旅路。異常な高温だった9月から打って変わって、本日はいっそ「寒い」くらいの陽気です。昨日までは炎天下での走行だった各クラス、一転して路面温度が低い状況でなにがどう転ぶのか。ちょいと不確定要素が生まれましたな。あと着こんでは来ましたが、私の体調もどうなるか心配。

 宇都宮~もてぎ間のシャトルバスはそれなりに渋滞しつつ片道90分。道中全国区で話題になったLRT(路面電車)なども横目に見てみます。鉄道にはあまり詳しくないのですが、ちょっと見た感じだと、宇都宮のように都市機能の集約度と、土地の余剰度が絶妙に両立している条件でないと成立しないシステムのように思いました。まずレール引くのに道幅どうするねん、てなもんです。

 もてぎ場内に入り、観客のファッションはさぞホンダ一色であろう……との事前の予測はみごとに裏切られました。むしろイタリアメーカー優勢ですな。それも昨期今期と王座を獲得しているドゥカティではなく、アプリリアが多いというのがちと驚き。日本メーカー同士でも、ヤマハの方が多めに感じました。

 グランドスタンド前のイベント広場は盛況でした。これF1より繁盛してるんじゃないかな。観客数自体はさすがにF1ほどの「移動が困難なほどの人並み(コミケよりはマシ程度)」ではありませんでしたが。おそらくもてぎには常設の出店があるのが大きいと思います。

 ただ……入った瞬間から、なんか「四輪レースとは違う雰囲気」が感じられたのですよね。イベントスペースをしばらくブラブラしてみて、その違和感の正体に気が付きました。これ「Do」の出展が多いんですな。「観客をフェンスの向こう側」に置いておくだけでなく、レースを、モーターバイクを肌で感じてもらおう、普段でもみんなにモーターバイクに親しんでもらおうという意思を感じるこういう姿勢は好ましいです。

 その中で「Moto3」マシンにまたがり体験というコーナーもあったので、ひとつワタクシもまたがってみました。一見して分かるのが「Moto3マシンちっちぇー!」。小柄な私でも余裕をもって取りまわせそうなサイズ。これカラダのできた大人の選手だと、かえって車体に自分の体を収めるのに苦労するんじゃないかなー、という感想でした。

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