放課後の図書室
Rie🌸
第1話 プロローグ
放課後の図書室はゆったりと、穏やかな時の流れを感じて私は好きだ。
私の名前は
おさげの髪を三つ編みにして、眼鏡をかけている。外見は文学少女といった感じだ。
今日は図書委員の仕事である。
借りていた本を生徒が返しに来る。その本を本棚に返す作業を続けていく。
あらかた作業を終えて一息ついた。
夕日が差し込む図書室に最後まで残る男子生徒がいた。
彼は赤みがかった茶髪にネクタイを緩めて、一冊の本を読んでいた。
「あの、そろそろ、図書室を閉めようと思うんですけど....」
私が声をかけると、彼は目をパチクリさせたあと笑みを浮かべた。
「すみません。この物語が面白くて夢中になってしまいました」
その笑顔がキラキラしていて、私はこの人も本が好きなんだなと温かい気持ちになった。
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