第2話 廉は悩む
まだ執筆には慣れません......暖かく見守っていただけると幸いです。
谷川さんが帰ったあと俺も後を追うように学校を後にした。
帰りにスーパーによって晩御飯の材料を買いつつ今日のことについて考える。
自分のことながらもよくもまあ、あんな大胆なことをしたものだなと思いつつも、好きな子と連絡先を交換できたのだこれ以上嬉しいことはそうそう無いであろう。
しかし、しかしだ連絡先を交換したのだそれはつまり連絡をすべきなのか?
俺からしてキモがられないか!?
キモがられないだろうと分かってはいるのに送れない......
そんなことを永遠と考えているうちに家についてしまった。
ま、まず晩御飯を作ろうお米は朝の残りがあるはずだし、何か適当に作って食べるとしよう......
食べ終わってしまった......
ど、どうする送るか!?
い、行くぞ......
〈連絡先ありがとう、ちゃんと送れてるかな〉
〈大丈夫だよ〉
はやっ!ドキドキする暇もなかったぞ
〈言わなくてもわかってると思うけど私が心を読めることは秘密ね?〉
〈もちろん〉
〈ふふ、やっぱりこういうネットを通じてだと心が読めないからドキドキするね〉
そうか相手と直接話している訳ではないから谷川さんも俺の心が読めないのだ
〈谷川さんはいつから心が読めるようになったの?〉
聞かない方が良かっただろうか
〈もちろん言いたくないなら言わなくていいよ〉
〈全然いいよ〜もうバレちゃったしね〜〉
〈はっきりとは覚えてないんだけど確か小学校の頃からかな〉
〈いつもどうり過ごしてたら相手が何を思ってるのか分かるようになってたんだ突然だったんだよ?〉
〈めちゃくちゃびっくりしてさ、最初は本当に言ってるのか心の中で思ってるのか分かんなくてビクビクしながら過ごしてたんだ〉
〈もちろん最初はこんなのいらないって思ったよ?〉
〈人の心が読めるってあんまりいいことばかりじゃないの、その時1番辛かったのは仲良いと思っていた女の子が私のことをよく思ってなかったことかな〉
〈こんなことがあったり大人の嫌な考えが読めたりしてどんどん人が怖くなっちゃったの〉
〈でも、美咲だけは一切の裏表がなくて彼女に助けられたわ〉
〈それから私は色々頑張って必要以上に人の心を覗かない方法を編み出したりして今では思いどうりに力が使えるようになったのよ〉
〈長話をしてごめんなさい〉
〈大変だったんだな〉
〈まあ、そうだね〉
谷川さんはこういっているがきっともっともっと辛かったんだろう。
人が何を考えているのか分かるのはいいことだけじゃないのは簡単に想像出来る。
人が自分に向けているプラスな感情だけでなくマイナスな感情がモロに見えてしまうのだ。
きっと立ち直れてここまで頑張れている彼女きっと強い人なのだろう。
〈ふふ、そんなに考えなくていいんだよ?〉
〈今の私にはこの力が得にしかなってないしね〜〉
〈そうなのか?ならよかったよ〉
谷川さんがそういうならきっと大丈夫なのだろう。
〈あんまり普段は人の心を読まないんだけど〉
〈告白される時とか何か怪しいと思った時は心をしっかり読むようにしてるの〉
〈今までに告白してきた男の子はね、みんな下心があったり言いたくもないような気持ち悪いことを考えながら告白してきたの〉
〈でも、島崎くんから読み取れたのは〉
〈好きです!付き合ってくださいと、この人は心が読めるのか?〉
〈この2つしか読み取れなくてね、びっくりしたよまさか今まで喋ったこともないような人に私が親友にすら隠せてたことを見抜かれたんだから〉
やっぱり隠しきれてなかったのか
もっと好き以外の思考を蹴り飛ばせば読み取れないのだろうか今度試してみようかな......
〈下心なしの純粋な好意も嬉しかったしね〜〉
!?!?
〈ふふ、今慌ててるでしょ〜〉
〈こころよめないんじぁ〉
〈焦りすぎでしょ笑〉
〈嬉しかったけどまだお互い何も知らないでしょ?だから友達からよろしくね島崎くん〉
〈よろしくお願いします!!!!〉
〈いい返事だね〜〉
〈私、お風呂入ってくるからじゃあね〜またあした学校で〉
〈え、学校.....?.〉
〈友達なんだから喋るでしょ?学校でも〉
〈嫌かな?〉
〈そんなことないです!!〉
〈じゃ、また明日おやすみ〜〉
〈おやすみ〉
少しの間俺は放心していた......明日も......学校で話せるのか......
「よっしゃぁぁぁぁ」
今夜は興奮で寝れそうにないな......
第2話はどうでしたでしょうかできる限り頑張ったのですがやはり難しいですね。
ここ良かった!ってところを少しでも教えて下さると嬉しいです!
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※ヒロインの名前がずっとしっくり来なくて、変えました芹奈(せりな)が正しいです、変わっていないところがあれば教えてください。m(_ _)m
旧名 紲(せつ)
それではまた次のお話で!
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