第60話 能力転生掲示板(5& небытие

52:名無しの能力

イッチ、いるー?


53:邪悪存在

いるで

何のようや?


54:名無しの能力

今何をしてんやろなって思って


55:邪悪存在

ハンバーグを作ってるなう


56:名無しの能力

イッチってハンバーグ作れたん!?


57:邪悪存在

作れるで

なんや?俺には作れないと思ったったんか?流石に失礼やぞ


58:名無しの能力

いや、そんな神業出来るなんてな、と


59:邪悪存在

神業……?


60:名無しの能力


61:詳細不明の能力

料理って誰でも出来るくないですか?


62:名無しの能力

やめろ、そんな事を言うな

それを言ったら胡瓜の塩漬けでさえ失敗する俺はなんなんだ


63:邪悪存在

まぁ、塩加減とか大事やしな

失敗してもしゃあないて


64:全能の未完成

ちなみに塩どんくらい入れたん?


65:名無しの能力

塩一袋


66:狐姉さん

それは流石にやばいわよ……

どうなったらそうなるのかしら


67:全能の未完成

アウト寄りのアウトだな


68:邪悪存在

まぁそんなもんか


69:詳細不明の能力

そんなもん……?結構やばいと思うんですけど


70:邪悪存在

いや、俺はそれ以上を見たことがあるから


71:名無しの能力

俺以上にダメがいるのか……?やったね!


72:邪悪存在

それ喜ぶとこじゃないからな


73:全能の未完成

>>71 お前はもうちょっと料理の技術を向上させる為の努力をしろ






142:全能の未完成

そういえば最近ダンジョンに行ってないみたいだけど、何してんだ?アカ


143:邪悪存在

ん?あぁ、俺はテスト勉強をしてるな

現世に降臨できたと言っても勉強内容を覚えていないから必死に勉強してんだ


144:名無しの能力

降臨できんの?


145:邪悪存在

あ……できるで御座る


146:名無しの能力

何故侍言葉

というか、話の内容的に全能ニキも知ってただろ


147:全能の未完成

はい、さーせんした


148:???

本当にそういう所は甘いよね、アカ


149:邪悪存在

はぁ……そういうのは認めるが、お前はサッサと隠蔽と精霊の秘密スピリット・ミスティールを解いてから言え

混沌の猫妖精キャットシー


150:混沌の猫妖精

あ、バレた?


151:邪悪存在

なにを言ってんだ……お前特有の混沌魔力を隠していなかっただろ


152:邪悪存在

そんで?何故お前が此処に居る

ブーファスのところに居たはずだろ、お前


153:混沌の猫妖精

いやぁ、そのブーファスから追い出されちゃってさぁ


152:邪悪存在

……


153:混沌の猫妖精

ちょいちょい、無言で銃を突き付けるのはやめてもらえる?というかいつの間に探知したのさ


154:邪悪存在

どっかの馬鹿猫妖精が此処に来てくれたお陰で探知できたよ

そんじゃあ答えろよ

此処に一体何をしに来た!?何故今更動き始める!?お前達の目標は、計画は戦乱陸攻事変に終わった筈だ!


155:混沌の猫妖精

あのねぇ、そんなに荒れちゃうなんて不味いんじゃないの?アカが僕の所に空間を繋げたんだから、僕から繋がれるのも分かるよね?


156:邪悪存在

だからどうした

お前が空間を繋げて攻撃を放つよりも、俺が引き金を引いて放つ方が早い


157:混沌の猫妖精

今回は戦うつもりは無かったんだよ

だから今は退かせてもらうよ


混沌の猫妖精が退出しました


158:邪悪存在

一体……一体何を企んでいるんだ、ブーファス









「ボス、戻ってきたよ」

「ありがとうございます、キャットシー。貴方のお陰でアカが降臨している、その確信が持てました」

「それだったら良いんだけどさ……良い加減その口調辞めたら?死ぬほど似合ってないよ?」

「はぁ……お前の所々が毒舌な所って何なんだろうな」


ブーファスはキャットシーの言葉に顔を顰め、そんな事を言う。


「うん?影響されたのはアカだな」

「親父かよ……」


ブーファスは顔を暗い顔をしながら頭に手を置く。そういえば親父と関わりが深い奴等って親父みたいな性格が多かったよなぁ、と思いながらも。


「これ、美味しいね。誰が作ったの?ボスじゃないよね?」

「酷い信頼方法だな。ウィンデイーネだよ、彼奴本当に料理上手いよな」


ブーファスとキャットシーはそんな事を会話しながらクッキーを貪る。


「ありがとうございます、ボス。私のお菓子を褒めてもらえるなんて」

「うおっ!?……マジでビックリした。居たなら居るって言ってくれよ。マジでビビったぞ。キャットシーとかを見習えよ」

「ボス、キャットシーはあれでも、あんなに魔力放出しているのに抑えているつもりらしいですよ?」

「え?俺はキャットシーから隠密に優れているって聞いたんだけど」

「それ、キャットシーですか?」


ウィンディーネはブーファスにそんな事を聴くと同時に、キャットシーへとジト目の視線を向ける。


「ボスもボスです。いつもこんな馬鹿な事を言っているキャットシーの言葉を信じないでください」

「いや、すまんて」


ブーファスはとりあえず謝っておこう、と思い、謝っているのだが、ウィンディーネはため息を吐いた。何度もブーファスはこう言っているのに対し、同じ過ちを繰り返しているからだ。


「そういえばどうして此処に来たんだ?」

「あ……!そうでした。計画が整ったので、報告を」

「そうか……それじゃあ始めよう。超越の消失戦争を」

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