優しさの裏側
「しんどくなったらいつでも言ってね」
そう言う彼はこの頃ずっとタスクに追われていて私に構う暇もない。睡眠時間も少ないらしい。
私はそれを重々察している。感じている。
私にとって、辛い時に頼れる相手がいることは何よりも心強い。
でも、。私はどうしても。
その言葉を、優しさではなくテンプレートのように感じてしまう。
こんな私はとことん捻くれ者だ。
だから嫌なんだ。切羽詰まって生きてる彼の貴重な時間をこんな私が奪うこと。
真正面から彼の優しさを感じたい。
ー優しさの裏側を考えることなく。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます