失恋したから髪を切る
「バッサリ20cmカットでお願いします」
ーああ、切ってしまった。
大好きだった彼のために伸ばしてた髪の毛。
鏡に映る私は、彼との思い出の1つから離れられたような「強さらしきもの」と「寂しさ」を身に纏っているように見える。
1つの思い出と別れるために髪を切るのか。
『髪を切ったし未練なんてないよ』
って思いたいから髪を切るのか。
新しい自分になりたいから髪切るのか。
そんな自分を認めてもらうことで
失恋で負傷した心を持つ自分から、自分に自信がある自分になりたいから髪を切るのか。
でも時々、後悔する時がある。
後悔しても、この一連の流れをしないと前に進めない私がここにいる。
ー失恋したから髪を切る。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます