メタバースデスゲーム

琴望(ことの)

第1話 始まりの合図

※注意事項を読んで、大丈夫な方のみお進み下さい

       ⚠注意⚠ 

キャラはモデルになった方とオリキャラで成り立っています

時にキャラが崩壊してしまう可能性があります(なるべくそうならないよう努力します)

グロ表現あり

この物語はメタバースでお会いした方々のご協力の元、成り立っております

全て執筆者の妄想で描かれており、フィクションです

まだ未熟な文章はあるかと思いますが、優しい目で見守って頂けると幸いです


───それでは、物語をお楽しみ下さい




???side

帰りにいつもの夜食を買って、自転車を漕ぐ

家に着き、ドアを開け、何も言わずにそのまま2階に向かう

「…なんだ……帰ってきたのね」

1回のリビングからおばさんが呆れた声で言ってきた

俺はそれを無視して2階に上がる

いつものようにバッグを床に投げて、着替えないままベッドに横たわった

ピコン…

通知の音が聞こえ、俺は自分のスマホをポケットから取り出す

そしてネットで繋がっているグループメールを開いた

『テテル:みんないる?僕はやることもう終わって暇なので先にINするよー!』

いつも通りのテンションでメッセージが飛び込む

「あいつ本当に暇人だな……まぁやること終わってるし、俺もか」

ボソッと言った後、いつもの如くVRゴーグルをつけ、ログインする

俺の名前は風波 和樹(かざなみ かずき)

現在大学生で、小さい頃に親が他界

俺は親戚に引き取られた

親戚の人達からは邪魔者扱いにされている

勉強も運動もごく普通の人間だ

嫌われてる理由とすれば……

この"目"だろう

生まれつき、オッドアイなのだ

左が黒く、右が白い

何故こんな瞳の色になってしまったのが不思議でしか無かった


普通でありたい


それが俺の願望でもあった

それはそうと、最近メタバースというのが流行り始め、俺も気にはなっていた

そこで初めてであったのがテテル達だ

俺が操作も分からないままうろちょろしていたところに声をかけられて仲良くなった感じだ

今考えると懐かしく思う

フレンド欄をみると結構集まっていた

「珍しいな。テテルだけだと思ったのに」

いつもならテテルがINすると大体1人のはずだが今日は珍しくINしてる人達もいる

「またさらに騒がしくなるな」

すこし嬉しかった

最近は人数も少なかったし少々恋しかったのもあったからだろう

久しぶりに会う人もいるから早くそっちに行きたいと少しワクワクしながらワープボタンを押す


この時にはもう始まっていたのかもしれない

あのボタンを押さなければ

早く引き下がっていれば

"あの人たちと仲良くならなければ"


突然ぐにゃりと視界が揺らぎ始める

(なんだ……?意識が…)


───俺はそのまま意識を手放した

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