ピクニックのように俗悪なるもの
忌音生
ピクニックのように俗悪なるもの
今日はどうだ、と死神が訊ねる。いいや、と答えられない朝がある。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
皆さんも知っての通り、私の青春は猜疑心です。うっかりでしたが。
下駄箱は所定のロッカーに入れて、慎ましやかに保管してください。
今日は蜘蛛を二匹食べました。蜘蛛以外も食べました。豚肉などを。
越冬していたハクビシンを揶揄って、我が性生活を洗滌する芳名帳。
往生礼讃という言葉が、私にとって辞典を引くべきだったのですか。
愛されたい!愛したい!何もしたくない!何もされたくない!はい。
無窮動の貢物は猫の射精に似た暗がりを蜂球に唆し、訛が愛らしい。
人の噂をうんと辛くして、よくある草餅の造替にウンデカラクトン。
沃土より粔籹、タブロイド版はラテックス製だと言われていたこと。
折り目正しい卵鞘に特別の上根を掲げたよ、哨所の鬨が聞こえるよ。
ロカンタンに代表される通念と奉加を見届けた跡に残った姫昔蓬は。
東雲の雑損に振り向かないで、寝静まった白杖に心を敷かれないで。
レズの海驢に近接する固結びを解き損ねた悔恨が君を包みますよう。
紙背に透けた自棄的スラップスティックを総称してみて、汚損あり。
盲目的信号が纏足に係る神経叢を跋渉し、明滅を以って掻き乱す様。
肉垂に飄泛する絵空事が観念的な挿抜を可能たらしめるまで、迷う。
招き入れてください、もてなさないでください、私はもたらします。
厳命の地平を擱いて下膳の抗逆とは言い得て妙、児戯に与しますね。
ウーファーの羽角が迂闊や齲蝕だったことは認めるにせよ、顰めよ。
原始的な官能基が乾いた游弋に僵仆のごとき花束を捧げて目を瞑る。
姑獲鳥が挑戦的な庇を口辺に滲ませて、行為はカテゴライズされた。
おおらかな杙創を認めてこれは元々から私にあるものに似ています。
指小辞を振ったダンボールが芙蓉になったら、逐電してもいいかな。
ご参集くださった皆様の安寧、茫洋、停頓、籠絡、醜穢、多幸健勝。
かの目地材にトランスルーセントな什能が突き刺さりゆくらしいね。
天国か湯冷めか舶来の線虫か、深く吐いて苦しみを佑けることだけ。
保護観察下にある痩けた蛆が、分相応の屠体にしがみつくような右。
これがシナモンであるならば、次の行もあり伏せた内容に違いない。
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ピクニックのように俗悪なるもの 忌音生 @IMU-OTO-UMI
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