第三十五話ユニークモンスターとイベント⑭
ごろーさん!次はミノタウロス肉でその次はゾンビウルフのしっぽを取ってきて──あっはい!アボカドですか…?アボカドはあるかわからないので代用品でも……わかりました探してみます……先に次の─なんかでかい食材…?…指定していただくとありがたいのですが……考えていなかった…?考えてから並べよ…あっなんでもないですよー…でしたらデブナバットの目玉でいいですか?いいですよね!…ごろーさん戻ってきた!食材はここら辺に置いといてー。で次にアポカトとデブナバットをお願い!ごめん!次のお客さ───────
*
──数時間後
やっと…やっと…終わったのだ…
ごろーごめんなのだ…まさかこんなに人が来るとは思わなかったのだ…
のだのだのだ…
あの後カレーを買ってくれた人は美味しそうにカレーを食べてくれていた。
そしてその食べられているカレーを見た人が興味本位でこの出店に近づいてきてカレーを買ってくれた。
そしてまたそのカレーを見て、カレーを買ってくれた。
その繰り返しで、門前に集まっていたプレイヤーの大半がカレーを食べることになった。
で、あの惨状である…
ごろーさんは世界各地を飛び回り、食材を集めてくれた。
流石のごろーさんも今は地面に寝転がっている。後でおやつあげないと…
でもこれで明日からのスタンピードを予定通りに行うだけの資金は調達できた!何ならあまりそう…ちょっと《フォーバル》でギャンブルを……あっちょっと待って冗談だって…噛む準備しなくていいから…
それにしても、どんどん魔物の数が減ってる…どうにかしないとなんか《サーデム》の魔物弱くね?強力な魔物が弱いんじゃ?と、なってしまう……俺が出るのは論外だし…ごろーさんは強すぎるし…ふわりんは二番煎じ感が…メグニリじゃなけりゃいいか…?いやだめだ、同じネタを擦るのはまずい。そういえば剣豪死人と要塞死人とか言う魔物がいたはず、クラムーンは…やめとこう…ごろーさんよりは弱いっぽいけど、プレイヤーにとっては多分強すぎる…剣豪死人と要塞死人のパッピーセットだぁ!
*
(別視点)
我は(自称)天才の剣士……
誰も我の剣を止められるものは(プレイヤーを除いて)いない…
(自称)天才は辛いな…
我と肩を並べるプレイヤーに会うことができないなんて…(追い越されているだけ)
でも我は《サーデム》からは出ない…(出れない)
この街を守るために…!(エリアボスが倒せない)(パーティに入っても荷物にしかならない)
…………(黄昏れるな)
戦場が我を(人手不足のため)求めている…
……………(移動中)
さて…どこからでも(正面から)かかってやがれ…
(ガルルルルル…!)
我にやられに来た(やりに来た)雑魚(強敵)が一匹…
(ガルルルルル…!)
(ガルルルルル…!)
何匹増えようが我からしたら蟻(ラスボス)が二三匹増えたようなもの…まとめて始末して(されて)くれるわ…
(ガルル──ガウッ!)
(ガウッ!)(ガウッ!)
引き返していった(くれた)…
フッ…我のこの(自称)天才オーラの圧(笑)に耐えられなかったか……
所詮は蟻(ラスボス)が群れただけの雑魚(強敵)め…
「うわぁぁぁぁぁぁぁああ!!!!」
またどこかで我の剣の錆(ゾンビすら倒せていない)になりたいやつが湧いたみたいだな…
我が討ち滅ぼして(されて)くれる…!
えっ…なんかこっちに来て──
[???(???)から140Kダメージを受け即死し、[レベルダウン][防具破損]になりました]
(自称)天才(笑)の最後はいつもあっけないてな……
*
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