第三十話ユニークモンスターとイベント⑧




《セカディル》を後にし、《サーデム》の上を通り過ぎようとした時なんか強そうなほねほねザウルスがいたけど、瘴気を飛ばしてやったら勝手に死んでった…


あれが《サーデム》のエリアボスだったのだろうか…?

弱くない…?


まぁそんなことはどうでもいいか…

とりあえずまた浮きながら進んでいくと《フォーバル》の戦場…【静寂の湖畔】が見えてきた。


そして《ファスト》や《セカディル》と同じようにして《フォーバル》へ侵入した



*



《フォーバル》は静寂と喧騒の2面を持つ町だ。

《フォーバル》はケネル王国最大のカジノがある町で賭け事が毎秒おこわれている。

夜は皆、馬鹿のように騒ぎ賭け事をし

朝はその反動で皆、眠りにつき町は静寂に包まれる。


今は大体昼3時ぐらいのため、ここの住人が起き始め騒ぎ始める少し前ぐらいだ


ていうか《フォーバル》に来ることが初めてなのでなんかすごく緊張する…


よーし!探索!探索だー!!あっ…!あんなところに!いかにもクエスト発生しそうなじいさんNPCが!あーあそこにもー!いかにもな修道女がー!ぐへへへへ…たんさくたのしい…………



*



(別視点)



「こっちはあらかた片付いたぞー!そっちの方はどうだー?」


「こっちもあとこいつ倒したら終わりですー!あともうそろそろ[疲労]になりそうなんで一回下がりますー!」


「了解!俺はもう少し──…ありゃ…?もう[疲労]になってるわ…俺も下がるから帰ってくるまでよろしくなー!」



と言いながら素手で魔物を殴り殺す

なかなかしぶといなこいつ…もう一発!あっ…



「もう…なにやってるんだよ…!魔物破裂しちゃってるじゃん…お前STRどんだけ高いと思ってるんだよ…7500…わかるか…7500…!」


「すまん…次から気をつけるわ…」



またやっちゃった…この世のものが脆すぎるのが悪いんだ…オレハワルクナイ…



「悲しきモンスターの真似してもどうにもならんぞ…それよりも飯食いに行くぞ!飯!」


「ワカッタオデメシタベル…」



クラン名が【脳筋クラブ】なんだから少しぐらい許容してくれてもいいじゃないか…と思いながら大人しく友人についていく


しばらく走ると転移ポータルにつきそれで町に戻りすぐ近くの飯屋で飯をすませる。


飯を食べ始めて少しするとかの邪智暴虐の友人が話しかけてくる



「ごめんな、ああ言ってお前をコントロールしてる風にしないと、俺がクランマスターとしてふさわしくないのでは…?と思われかねないからな…【脳筋クラブ】なんてクラン名だからここでは強いやつが正義みたいな感じになってるから」


「いやそこまで気にしてねえよ。だけどわかってるよな友人よ…」


「ああ…もちろんわかってるとも友人よ…」



彼らは悪い笑みを浮かべ、街一番のカジノへと消えていった




*


(主人公視点)


う〜〜〜〜ん……

だめだ……もう…軍資金が……ない……


こうなったらアコ◯にお金を貸してもらいに……いやここゲーム…◯コムなんてないねん…


っ…こんな金が消えるようなとこにいられるか俺は帰らせてもらうぞ!


俺はカジノから出ようとした時にふと1つのブラックジャックのようなゲームの卓が目に入る


えぇぇ……何あのチップのタワー…一体どれだけ儲けているのだろう彼奴等は…


俺は大柄な男と細身の男タッグの卓に他のプレイヤーの健闘をそっと祈った






お読みいただきありがとうございます!


よろしければ★と♡をよろしくお願いします!

モチベになります!



筋肉しか脳のないやつと頭が切れるやつのコンビっていいですよね!…ね!





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る