I / AI

二無

「I / AI」の基本設定

汎用人工知能を搭載したアンドロイドと「それ」に育てられる少女の話。人間の活動の全てを機械が代替してしまったら人々はそこに生きる意味や目的を見出すことができるだろうか、という疑問を表現する。


物語のテーマは「中国語の部屋」。部屋の中で意味もわからず情報を右から左へ流している存在である機械とアンドロイド、そしてそんな機械に支配されつつある主人公のアイカとヒロインのエステルの物語。


サンサルヴァシオン、「I / AI」の舞台となる都市国家


時代

近未来、2040年ごろの汎用人工知能が実現するとされる時代


法律

日本とほぼ同じ近代法。しかし近年「全権委任型AI・アンドロイドに人権を与えるべきか」が問題となっている。


政治

・人口100万人ほどの都市国家で民主制。しかし実際にはサンサルヴァシオンに拠点を置くAI開発会社がロビー活動・圧力団体を駆使して大きな権力を握っている。

・経済と医療・福祉が進んでいて、「虐待親や片親・孤児の家庭に家庭用アンドロイドを無償で配給する」という政策が評価が高い。しかし一部の反AI活動家・人権活動家は「機械に情操教育は不可能」「子供を政府とAI企業のペットにしている」と反対している。


軍事

・サンサルヴァシオン武装警察・統合軍がAI開発会社に自立型致死性兵器の開発を依頼している。作中では暴徒鎮圧・国境線警備等で自立型致死性兵器のSV-4Mが登場する。


宗教

・ほとんどの人はなんとなく一神教や霊魂の存在を信じているが、完全に世俗化している。しかし生成AIやロボットなどの機械を崇拝する宗教団体も現れ始めている。 作中ではSV-4を「超知能」と崇める狂信者らを登場させる予定。


言語

・作中人物が話しているのは英語。小説中では日本語で表現する。


その他

・生成AIの普及により絵を描く・文筆活動をする人が全くいなくなった時代。そんな中「絵は感情とストーリーが大切、それは機械では表現できない」と説くヒロイン・エステルに主人公のアイカが関心と恋心を抱く。



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I / AI 二無 @nymn-wales

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