僕らの人生キャンバス
ベル流
第一章 第1話 灰色の日々
(なんだかなぁー…)
教室の窓際1番うしろの席。小説やアニメなら主人公席と言われるこの席も現実じゃ立派なインキャ席である。
紫吹 陽(高校一年生)。
勉強:平均以下、運動:平均上、顔:平均というザ・クラスに1人はいるやつである。
小さい頃からなんとなく過ごしてきており、特に何かに熱中したりすることもなく高校生になった。
別に毎日の日々に不満があるわけでもなく、実際楽しい高校生活を送れている。
ただ強いて言うならば刺激が足りないのだ。刺激が。
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学校が終わり、荷物を片付けているとよく知る2人が話しかけてきた。
「しぶき〜、このあとファミレスでもどーよ」
「おー、かなりあり。」
こいつは御田 未虎(同い年幼馴染)。
勉強:上位、運動:平均より上、顔:平均より上である。
勉強はなぜかできるし、運動神経も顔も悪くない。認めたくはないが正直言ってモテる。
まぁ、幼馴染の紫吹から言わせると、いまだに若干中学2年の呪いが残るバトル漫画オタクである。
そしてその横にいるのが西藤 気勇(同い年幼馴染)。
勉強:平均より上、運動平均、顔:平均である。
こいつに関しては紫吹や御田以外の人が近くにいるとほぼ喋らない。
ただ、オレら2人といる時はめちゃくちゃ喋る……時がある。
いまだにスイッチの入るタイミングが謎なのだ。
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オレたちは毎日必ず3人で下校する。
仲が良いのは事実だが、住んでるマンションが一緒だからである。
「今日こそカードゲーム紫吹に勝つわ〜。」
「いーや、御田がこのオレに勝つにはまだはやい。」
「西藤も始めろよ〜。」
「金の無駄。」
これはありふれた普通の高校生たちが少しずつ自分の人生というキャンバスを色付けていくストーリーである。
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初心者のため至らぬ点もあると思いますが楽しんでいただけると幸いです。
誤字脱字や、アドバイスいただけると嬉しいです(指示コメではなく)
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