このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(143文字)
童話なのですが、よくぞこんなことを思いつくなあと感嘆します。いくら自由に考えてもいいですよと言われても、この展開は思いつきません。また、その発想がうまく物語に生かされ、優しい物語として紡がれていきます。少し寒くなってきて、心にまで冷たい風が入り込んできている人に呼んで欲しい作品です。
お月様は見えなくても、きっと輝いています。居なくなったのなら、もしかしたら恋をしたのかもしれません。貴方も、何とも不思議な世界を覗いてみてください。