第2話 オニヤンマ
「ねえ、何がいい?」
何がいいだろう。
どうせなら、なかなかなれないのがいいな。
・・・って、何でも無理なんだが・・・
「じゃあ、オニヤンマにする」
「オニヤンマ?」
「うん。丁度寿命が5年だし(全うできればだが)」
「ファイナルアンサー」
アンサーって・・・
「了解。貴殿『鬼頭正人くんの御霊を五年間オニヤンマに転生する」
初めて出たな。
僕の名前。
出ないと思っていたが・・・
「転生!!!」
光る。
転生というより、疑似体験になるのだが、まあいいや。
で、僕は5年間オニヤンマになることになった。
そう、卵から。
卵なのに意思がある。
兄弟が沢山いるな。
成虫になれるのは、僅かなのだ。
まあ、5年間楽しむのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます