普通に生きてればラブコメみたいなことなんて起きるわけがないんですよ。

9⁸t@さん

第1話 頑張れ自分、生きてりゃ多分いいことあるさ…。

桜が舞い、花は踊り、新しい空気が鼻を通る。

河川敷では多くの人が集まって宴会をする日がやってくる。それが春。


前置き的なモンはこんなんでいいか…。

で、こっから本題。


春といえば卒業。卒業といえば入学式だ。入学式といえば?そう、新たな出逢いだな。

これぞ青春。青い春と書いて青春。いい言葉だ。

あの青い空に、ちょっとピンクな空気が漂う。いいなぁ…、まじで。


ラノベだったら、オタクに優しいギャルとか、○宮ハルヒ的な摩訶不思議能力持ちのクラスメイトに出逢えたり、クラスごと異世界転移したり。

あとは、幼稚園からか小学生からかは知らんが、とにかく久しぶりに高校で幼馴染みに再会して恋するとかね。

チクショウ。俺にもその主人公要素分けてくれよ。

(上の文章を読む通り、俺は嫉妬している訳だ。はぁ、全く不平等だよなぁこの世はさぁ。おいそこ、哀れだなとか、可哀想だなwとか言わないでくれ。単純に悲しくなるから。)


とにかく、ラノベではありうることが、ここではあるはずがないのだ。

だって現実だもの。そんな空想上なところに立っていたって、なんだか虚しくなるだけだ。

(あれ、これブーメラン?)


いや、別に何でもかんでもフィクションっていう訳じゃないんだよ。

ホラ、パン食い少女とかいるでしょ?

あ、居ないか。


なんてことを思いつつ、俺は高校生活を過ごすことになるとは、今まで夢にも思わなかったろうな。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る