10日目 アイデアって、どうやって出すんでしょうね?

アイデアって、どうやって出すんでしょうね?


そもそも、そんなに、ぽんぽんアイデアが出てきたら苦労なんてしません。

苦労せずにアイデアを出せる人なんているはずがない。

みんな、苦労しているのだ……。


なんだか、昨日と同じようなことを言っているな……。


まあ、アイデアの出し方で検索すると、とんでもない情報量ですし、このことに関する書籍も数多く出版されています。


そのくらい、みんな、アイデアを出すことが大変だと思っています。アイデアを出したいとも思っています。


それにしても、アイデアが出ない……

どうやって出すの?

どうやって出したらいいの?


ネットで散々情報も漁りましたし、書籍も読みまくりました。

ブレインストーミングだとか、マンダラシートとかマインドマップとか、散々やっているのですよ。


どうやって、アイデアを出すのさ……。


ねえねえ、そこのあなた。すごく面白い小説を書いている、そこのあなただよ。

これを読んでいる、あなたのことだよ。


どうやって面白いアイデアをひねり出しているのさ……。

教えてよ……。


……

返事がない……

……


まあ、どうやらこれを読んでいる人はいないようなので、自分で考えるしかないようです。


ということで、誰も読んでいないこのエッセイは独り言として書いていきます。


まず、技術的なことは、もう、どうでもいい。

ネットを漁っても、無駄です。


私の場合は散歩をしているときにアイデアが湧きやすいですが、寝起きにもアイデアが湧きやすいです。他にも風呂に入っているときだとか、トイレに入っているときだとか……。


何も考えていない時に、脳の空白に「ぽんっ」といった感じにアイデアが降りてきます。


うん、それは、わかるよ。わかるんですよ。

でもね、今は散歩をしていない。


とりあえず、散歩は後でするからさ。今は椅子に座って、机に向かっている。

この状態でアイデアを捻り出したいのですよ。


頭で考えても、ろくなアイデアが出てこないのはわかっています。

もっと奥にある、無意識の領域を刺激しなければなりません。


考えるんじゃない、感じろ……。


そうなんですよ。もしかしたら、これが答えかもしれません。

頭で考えるのでは駄目なのです。


つまり、えっとね、すごく面白い漫画やアニメだとかを見て、こんなのを自分でも書いてみたいって思う。その感情です。


面白いものを見た時、読んだ時って、私たちは興奮しています。


それをまた思い出して、無意識領域で再現してあげます。

そうするとアイデアが出てきたりします。


出てくるアイデアは使い物にならないものもあります。

それでも、たくさん出します。


ボツになるアイデアでもたくさん出します。

数をたくさん出すことも大事です。


出して出して、出しまくらないと、光るアイデアが出てきません。

本当は日頃からアイデア帳に書き溜めておくのがいいと思います。


行き詰まったら、アイデア帳も見返してみます。

刺激が与えられますからね。

アイデアがほしい時、刺激って大事ですよね。


それでも、「これだ!」と思えるアイデアに出会えることは稀です。


けれど、なにか引っかかるアイデアに関しては、広げていくといいと思います。


あとは実際に小説を書きながらキャラクターが見えてこないと話にならないですし、もしも魅力的なキャラクターが見えてきたりしたら、もっと粘ってもいいということなのでしょう。


とにかく、最初が苦しいですよね。


産みの苦しみと言って……、って、昨日と同じことを言っている気がする。

最初が苦しいんですよね……。


アイデアが出てきて、ノリにのってきて、楽しくなってきたら、こっちのものなのでしょう。


でも、過信は禁物。自分の力で考えたと思ってはいけません。


謙虚にならなければなりません。「アイデアを与えてくれてありがとうございます」という気持ちでいなければ、創作の神様に嫌われてしまいます。

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