16日目 焦ってしまう。すぐに結果を出そうとしてしまう。
すぐに結果を出したいと思ってしまうことは誰にでもあるかと思います。
早く小説を書き上げたいと焦ることもありますし、このエッセイも早く投稿してしまいたいと焦ってもいました。
けれど、腰を据えて、じっくりとやるべきだと思っています。
焦っているということは、今やっていることを楽しんでいないことでもあります。
楽しく、夢中になって、熱中して、没頭していれば、焦りなんかは無縁のものです。
つまり、焦る気持ちが出たのなら、どこかで何かが間違っているし、何かを期待するという願望が隠れているのだと思います。
結果を出したいと思ったり、早く何かを達成したいと思うことは、思考が未来へと飛んでいます。
私たちは今というこの瞬間に生きています。しっかりと今のこの瞬間に焦点を合わせなければなりません。
焦る気持ちが出たときは、もう遅かったりもします。本当はその前に対処しておきたいことです。
でも、焦ってしまう自分がいるのも事実です。
とりあえず、焦る気持ちが出たら、いったん気持ちをリセットします。
例えばこんなふうに考えてみます。少し外側から自分を見て「はいはい、思考がまた余計なことを考えていますね」と自分を客観視します。
間違えても、焦っている自分に入り込んでしまわないようにします。
焦る気持ちが起こってこないようにするには、普段から没頭して書くしかないと思います。そして、結果を期待しないことです。
早く結果を出したいと思ってしまうのは、マラソンや登山で考えたら、早くゴールしたい、早く頂上へ到達したいという欲求です。
ところが、大抵の場合は、まだマラソンの中間地点、登山でいったら山の中腹です。
今いる、この場所にしっかりと焦点を合わせ、一歩一歩、今の足元を見ながら進まなければならないと思います。
ゴールや頂上に思考を飛ばしてしまわないことです。
今書いている、今のこの文章にしっかりと意識を合わせ、思考に余計なことを考えさせないようにします。
今はマラソンの途中なのだと考えます。つまり、このままのペースで、このまま今の場所に焦点を合わせていればいいわけです。
これができていないのは、楽しむことが足りないからであり、『夢中になって、熱中して、没頭して』ということが足りていないということなのだと思います。
マラソンや登山で言ったら、無心で走っている状態、無心で歩いている状態です。
完全に無心になることは不可能ですが、余計なことを考えてしまうことが焦りにもつながっていきます。
書くことが楽しくて楽しくて仕方がない、そんな状態が理想ではあります。
なかなか難しいことではあるのですが、これができてくると人生が本当に楽しくなってくると思います。
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