月の欠片を拾った夜
雲下うさぎ
月の欠片を拾った夜
月の欠片を拾った夜
この輝きだけで映し出される
強がってばかりの幼稚な私
早い終幕を怖がっていた
きっとこの物語は誰の物でもない貴方の為に
まだ終わらない物語
永遠に紡ぎたい
この輝きと共に
月の欠片を拾った夜
唯一無二の輝きに魅せられている
今なら何でも話せる気がする
描く夢は儚くなびいて
きっともう一度貴方の所に届くはず
いつかは終わる物語
いつまでも数えたい
この愛おしさを
月の欠片を拾った夜
白い病室ひときわ輝く
未来は照らせないけれど
何処までも夜を照らしている
きっと貴方も月の欠片を見つけられる
もうすぐ終わる物語
ずっと輝いていたい
あの月のように
月の欠片を拾った夜 雲下うさぎ @kumosita
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます