『盟約のティルフィング』幕間エピソード集

精神感応4

登場人物紹介(双魔&メインヒロインズ)

伏見双魔ふしみそうま

 本作の主人公。黒と銀が入り混じった髪がトレードマーク。瘦せ型。澄んだ燐灰の瞳とは対照的に何時も気だるそうな顔をしている。ブリタニア王立魔導学園、遺物科三年。同科評議会副議長。魔術科講師。

 ロキとの決戦を制し、自分が女神フォルセティの生まれ変わりであること、ティルフィングとの因果を知ることとなった。自分がどのような存在なのかが明らかになっても普段はいつもと変わらない。

 周囲には隠しているが、世界の魔術師上位百人に与えられる位階”枢機卿”を有している希少な魔術、”創造”使い手。



◇ティルフィング

 伏見双魔の契約遺物。

 白銀の髪と深紅の瞳が特徴的な無邪気で可憐な美少女。食べることと契約者である双魔が大好き。

 人間態でも非常に高い戦闘能力を誇るが、有事の際には真の姿である黒き魔剣の姿で双魔によって振るわれる。

 ロキとの決戦において自らの中に封じ込められていた憎悪を滅ぼすことによって、髪の色が漆黒から白銀へと変わった。フォルセティの記憶は失ったままだが、決戦を通して双魔との絆はより深まった。

 今回ははじめての学園祭にうきうきわくわく!



六道鏡華りくどうきょうか

 双魔の一つ年上の許嫁。長く艶やかな黒髪、斜めに切り揃えた前髪と赤い曼珠沙華の髪飾がトレードマーク。和服の似合う嫋やかな美少女。ブリタニア王立魔導学園遺物科三年。

 幼少の出会いより双魔に心底惚れている。悪戯っぽく双魔をからかうのが好きだが押しには弱い。人前では三歩後ろで双魔を支える大和撫子の鑑。

 何を思ってか双魔とイサベルが恋仲になる後押しをし、結果として同じ立場になったイサベルをからかって楽しそうにしている。新しく加わる気配を見せるロザリンにも寛容だが過剰なボディータッチには鋭く目を光らせる。今後も双魔を慕う女の子が増えていきそうで少しだけ苦労する予感。

 今回は学園祭で料理の腕を存分に振るうことに。

 契約遺物は”裁きの冥鏡”浄玻璃鏡。”神器”閻魔王の血を色濃く引き継ぐ身体。



◇イサベル=イブン=ガビロール

 紫黒色の美しい長髪のサイドテールがトレードマーク。ブリタニア王立魔導学園魔術科が誇る才女。

 ブリタニア王立魔導学園、魔術科三年。同科評議会副議長。

 ゴーレム使役術の大家、ガビロール宗家の令嬢、次期当主。知的かつクールな印象、程よく真面目な性格。

 紆余曲折あり、長い間想い続けていた双魔と晴れて恋人に。しかも両人の両親と鏡華公認。

 ロキとの決戦の際に双魔からティルフィングの剣気を扱えるように施しを受けて、戦闘能力が大きくパワーアップ。

 今回は学園祭運営委員として双魔と同じく苦労人枠。上司に恵まれない。 



◇ロザリン=デヒティネ=キュクレイン

 若草の髪と翡翠の瞳、閉じられた左眼がトレードマークの大人びた雰囲気の美少女。

 ブリタニア王立魔導学園遺物科三年、同科評議会、議長。

 絶大な実力と美貌を誇る学生内最強の遺物使いと名高い。ケルトの大英雄”クーフーリン”の血統。

 双魔がお気に入りで、無自覚で大胆なアタックには双魔もたじたじ。

 常に無表情だが時に周囲を困惑させるほどフリーダム。自由人枠一。反面、仕事や他人への気遣いは優秀。趣味は食事。均整された身体からは信じられない量を食べる。イサベルとは仲良し。鏡華とも仲はいいが本能が警鐘を鳴らすらしくちょっと苦手。

 今回ははじめて参加できる学園祭にやる気満々。

 契約遺物は”死棘ししの魔槍”ゲイボルグ、”神器”バロールの魔眼。












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