第2章
転移物について
・転移物とは、クレイズ達の居る世界に時折表れる道具の数々である。別の世界で「いつの間にかなくなったもの」がクレイズ達の世界で転移物として表れる。
・その性質上転移物の例としては主に腕時計や水筒、戦場で使われていたであろう銃などが中心だが稀に巨大な物品が送られてくることがある。ただし、美術品をはじめ、元の世界で人間から深い関心を持たれるものはあまり転移されることはない。
・転移物は基本的に高価値であり、書籍やアクセサリーなどでも兵士のひと月分の給与に匹敵する。特に電子機器や重火器などはそれだけで小城と同等の価値があるとされている。
・クレイズ達の住む世界の科学力では内部構造の理解や電池の再生産などは行うことが出来ない。その為、電池交換や弾薬の補給は同型のものを見つけない限り行うことは出来ない。
・なお、転移物は基本的に無機物、或いは無生物に限られる。その為、いわゆる『人間が異世界から転移する』と言うことは起こりえない。
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