最後まで奏でられなかった音楽(シーズン4)
殴り書き書店
第一章・第二十一話 Trance・Chenge-Dream
519 へっ?はぁ?なんだよこれ……
文化祭編を終え、新編【彼氏が彼女に着替えたら編】
第一章・第二十一話【Trance・Chenge-Dream】がはじまるよぉ~~~♪
(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
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021【Trance・Chenge-Dream】
『dくぃhgふぃwjtv!!なっ!!なっ!!なっ!!……なんじゃ、こりゃあぁぁぁぁ~~~!!』
なっ……なんで?
なんでだ?なんで、こんな事になるんだ?
なにをどうすれば、こんな奇妙奇天烈かつ、奇怪な現象が起こり得るんだ?
珍しくも俺は、奈緒さんより早くに目覚め。
洗面所で顔を洗いに来ただけだと言うのに、鏡に映るあまりにも衝撃的な姿に言葉を失っていた。
あっ……あっ……有り得ねぇ……何度見ても有り得ねぇ。
こんな事マジで有り得ねぇよ。
俺は目の前に広がる奇怪な現象に、完全に頭の中がこんがらがって理解不能な状況に陥っていた。
けど、なにも理解出来無いとは言え。
此処で慌てふためいた所で好転が望めそうにないし、現状が理解出来ないままなのが危険なのも現実。
兎に角、理由が解らないにせよ、まずは心だけでも強く持たないとな。
だが、こんなもん、どうしろつぅんだ?
直ぐにでもナントカしなきゃいけないのが現実だとしても、これじゃあ手の施しようがない。
しかも、このままの状態だと、俺の一生が取り返しの付かない事に成っちまうのも明白だ。
そう考えるしかないぐらいまでに、俺の置かれている事態は逼迫した状況に落し入れられていた。
そぉ……だから、こんな時こそ、なにがなんだか解らない也にも、せめて少しづつでも頭の整理を付けないとな。
じゃないと、1時間もしない内に俺の頭が変になって発狂してしまいそうだ。
兎に角、なにがなんでも冷静にならねぇとな。
……そっ、それにだな。
こう言う奇妙な結果には、必ずしも、そうなる行程が付き物。
この原因の究明こそが、まずは最優先にして考えなきゃいけない事の筈だ。
なら、今考えるべき事は1つだけだ。
昨日から、今日に懸けて、彼女である奈緒さんと過ごしたクリスマスでの出来事。
此処が、なんらかの影響を及ぼしている可能性が高いからな。
故に、昨晩の出来事を全てを思い出して検証すれば、ある程度の答えが出て来るかもしれない。
なんせ今日は12月26日。
俺がアメリカから帰国して、まだ1日として経っていないんだからな。
あの1日に、こうなった原因が有るとしか思えない。
もし原因がそこには無く、最悪な事態を想定した場合は……アメリカで感染した新種の病気に罹った疑いすら出て来る様な状況。
この訳の解らない現状に、洗面所で頭を抱えて苦悩する。
そこに……
「ねぇねぇ、クラ。なんか、さっき、凄い大きな声がしたんだけど、あれ、なに?……どうかしたの?」
「あっ、あの、奈緒さん、おっ、俺……」
「へっ?……ちょ、君、誰?」
あぁ……こんな変わり果てた姿に成ったんじゃ、奈緒さんですら、俺が誰だか解らない様だ……
でも、このまま、俺が誰だか解らない状態だと、家から放り出されてしまう可能性もある。
だから、なんとしても、こんな変わり果てた姿だとしても、此処は奈緒さんに、俺だと理解して貰わなきゃいけない。
お願いだ奈緒さん、俺だと気付いてくれ!!
「あっ、あの、奈緒さん、俺ッスよ俺。わかりませんか?」
「……はっ、はい?俺って、誰よ?大体にして、君、誰よ?」
ダメだ……奈緒さんがこの調子だと、現状では彼女に助力を請う事は難しい。
いや、それ以前の問題として、今の奈緒さんが俺を見る目は、不法侵入者でも見る様な嫌な目付きに変わって来ている。
ヤバイ……これは非常に不味い状況だ。
どうやら、この状況からして、まずは奈緒さんに『こんな姿であっても、俺だとキッチリ証明』した上で、まずは此処に置いて貰う事を許可して貰い。
その後、この訳の解らない状況を、自分自身の手で原因を究明しなきゃならねぇみたいだ。
にしても……本当に昨日から今日に掛けて、俺の身に、なにが起こったんだよ?
なんとしても、全てを思い出すしかねぇんだが……訳が分からねぇ。
俺は、不審な目を向け始めている奈緒さんを尻目に、昨晩からの出来事を必至に思い出そうとし始めていた。
もぉ現状を打破出来るであろう活路は、そこしかねぇからな。
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【後書き】
最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです<(_ _)>
突然の様に始まった【彼氏が彼女に着替えたら編】なのですが……如何なものでしょうか?
いやまぁ、突然、こんな物を始められたら、なんのこっちゃよく解らないとは思うのですが。
倉津君の身に、思いも寄らない様なアクシデントが起こってしまった様ですね。
果たして、それは一体何なのか?
そしてその原因の究明は出来るのか?
次回は、その辺を書いて行こうと思いますので。
良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
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